ブラック企業の面接ってどんな感じなの?
遭遇した時のために知っておきたい!
世の中にまだまだ溢れるブラック企業。意外と求人票だけでは分からなかったりしますよね。
僕は過去にブラック企業に所属していた経験があります。
年間休日60日、月の残業時間100時間超え、年収は300万円というなかなか気合の入ったブラック企業でした。
今考えると面接からすでにおかしかったんですが、当時は年齢も若く、それがおかしいかどうかも分からずに入社して大変な思いをしました。
この記事では、当時を思い出しながらブラック企業の面接での体験談をまとめました。
ブラック企業面接の特徴を知ることで、事前に回避するための判断材料になれば幸いです。
✔️この記事でわかること
- ブラック企業面接の特徴5選
- 面接でブラック企業だと感じたら即逃げて
- ブラック企業に当たらないためにやるべき事
✅この記事を書いてる人
名前:ひでよし
ブラック企業からプライム上場企業への転職成功
ブラック企業で心身をすり減らした過去
「本ページにはプロモーションが含まれています」
【体験談】これが出たらブラック確定!ブラック企業を見抜く面接特徴5選
ブラック企業面接の特徴5選
面接は一回のみ
ブラック企業あるあるとして、面接は一回のみというのが多々あります。
面接一回だけで内定とか楽そうだしいいな!
と思った方は注意が必要です。
なぜ面接一回のみで即内定が出るのか考えてみてください。
ブラック企業では離職率が高く常に人が足りてないので、面接は形式上だけやってとにかく早く入社させるためです。
正直従順な人間なら誰だっていいんだよ〜
というのがブラック企業の本音ベースです。
でも、なぜそんな早く入社させたがるの?
これは面接から入社までをとにかく急がせることで、
- 他の企業への選考を受けさせないようにする
- 自社について色々調べられて逃げられないようにする
- 誰かに相談される前に入社させてしまいたい
主にこの3点の思惑があるんですね。
面接一回のみで内定になる会社はブラックである危険性が高いので注意してください。
面接官の役職が不透明
ブラック企業とプライム上場企業の面接を受けたきたから分かるんですが、上場企業の面接では事前に面接官の情報は送られてきます。
例えば、
- 一次選考面接官:人事部担当、営業部長
- 二次選考面接官:人事部長、営業部長、役員(社長)
このような具合で、どの面接でどの役職者が出てくるのか事前に周知されるのが上場企業でしたが、ブラック企業ではそうはいきません。
面接前には当然誰が面接官なのか周知されず、いざ面接が始まっても役職者かどうかすら不明で、入社後の上司になる人なのか、人事部の人なのかすら分からないという状態。
これってかなり怖い、というかヤバいですよね。
僕がブラック企業面接を受けた時は正にこれでした。
結果的には所属部署のマネージャー(部長)でしたが、終わるまで特に説明もなくそのまま終了しましたからね。。
「やる気と根性があるか」の確認が多い
ブラック企業面接で特に印象に残ったのが、やる気とか根性とかの精神論での確認が多かったなと。
「出世して年収上げたいよね?」
「残業多くても頑張れるよな?」
「やる気ない人間はどこ行っても通用しないからね!」
など実際に働く業務内容にはほとんど触れず、どんな状況でも頑張る根性があるかどうかを巧みに形を変えて色々な質問をされました。
理不尽でも耐え続けられる根性のある人間を探している=常に人が辞めていく劣悪な環境であり、従順かつ辞めなさそうな人間を探していたんだなと今ならめちゃくちゃ分かります。
フレンドリーで楽しい
ブラック企業の面接はフレンドリーに和気あいあいと進む可能性が高いです。
「面接官すごくフレンドリーで雑談して楽しく終わったしこれは内定だな!」
という場合には、会社側はそもそも落とすためではなく「普通に話せる人は全て合格!」ってくらい簡単に入社させてしまおうとします。
この時、入社してからの業務の話や今後の流れなど具体的な話がほとんどない場合はブラック確定と思って問題ありません。
理由は一貫して「離職率が高く常に人手不足だから」ですね。
あまりにフレンドリーで楽しく進むようなら一度疑ってかからなければいけません。
額面の給料が相場より高い
面接で相場よりも高い金額を提示してくるのもブラック企業の特徴です。
一旦額面の給料を多く見せて「こんなに貰えるの?やった!」と思わせておいて、入社後に給料を下げるやり方です。
給料を勝手に下げるとかできないでしょ?
実は労働者の同意無しに下げられないのは「基本給」であり、その他の項目については問題ありません。
参考:労働契約法第9条に基づくルールにて
例えば、能力給や営業手当など基本給でない項目は勝手に下げても法律違反にはなりません。
僕が実際に体験したのが、基本給を10万円、その他の能力給などと合わせて28万とかに設定されていて額面だけ見れば相場より高かったんです。
しかし入社後、ノルマを達成出来ていないという理由で、額面の給料が3ヶ月毎にどんどん下げられていきました。
面接では詳しい給料の話や入社前に労働条件などの提示がなく、そのまま入ってしまった自分があまりに無知で言いなりになっていたんだと今は猛省すべき状態でしたね。
面接でブラック企業だと感じたら即逃げて
ブラック企業だと判断したら即逃げるのが最適解
上記の特徴を含めて面接で「これはブラック企業だな…」と感じたら迷わず辞退しましょう。
「なんとなく嫌な感じ…」という違和感や直感って当たっている場合がほとんどですよ。
そのまま流されて入社したが最後、奴隷のようにこき使われて心身ともにどんどん追い詰められていきます。
- 昇給なし
- 残業代なし
- 有給取得できない
- 休日出勤当たり前
- 長時間労働
などブラック企業の代名詞とも言える労働環境で消耗することになります。
一度入社したら簡単に辞められない
ブラック企業は高い離職率のせいで、社員に辞められてしまうのを極端に嫌うため、どんな手を使ってでも阻止してきます。
- 退職の相談に応じない
- 退職届を受け取らない
- どこに行っても通用しないと洗脳してくる
- 代わりを連れて来ないと辞めさせないと脅す
など理不尽極まりない態度で退職を妨害してきます。
これらを間に受けてモヤモヤ悩んでいる間に別の仕事を押し付けて辞めようにも辞められない状況を作り出します。
これらは全て会社側の都合であり、あなたの心配など微塵もありませんからね。
とにかく搾取できる人間から搾取してやろうとするブラック企業特有のヤバさは、特に退職時に本性を出す傾向にあるので特に注意が必要です。
もしすでにブラック企業に入社してしまってこの記事を読んでくださっている方がいる場合で、辞めさせてくれない環境にいるなら退職代行を利用して辞めることを強くオススメします。
退職代行を使えば、「退職後の書類など理不尽に受け取れない」などの二次被害を生まなくて済みますし、何よりヤバい上司や上層部と顔を合わせずに辞められるので安心感が違いますからね。
すぐに次の行動に移せる時間を確保するのが最優先事項になります。
ブラック企業に当たらないためにやるべき事
転職エージェントに相談
転職エージェントに相談したらブラック企業かどうか分かるの?
転職エージェントもビジネスとしてやっているので、ブラック企業を紹介してくる可能性は極めて低くなります。
これだけSNSなどのネット社会になった今、転職エージェントを使って転職した先が超ブラック企業だった場合、ネットで拡散されたとなればそのエージェントを利用する人が激減することはすぐに想像できますからね。
こういった理由から転職エージェントとしてもこれだけは絶対に避けたいポイントになります。
転職エージェントを利用した場合、利用者は完全無料でサービスを受けられます。
サービス内容は、
- キャリア相談
- 履歴書の添削
- 職務経歴書の添削
- 応募企業の情報共有
- 企業分析と自己分析
- 面接の練習と対策
- 面接スケジュールの調整
- 内定後の条件交渉
- 入社までのフォロー
ここまでを一貫してサポートしてくれるのが転職エージェントです。
転職エージェントがここまで手厚く、しかも無料でサポートしてくれるのはなぜだか分かりますか?
それは転職エージェントビジネスは成果報酬型だからです。
利用者が内定をゲットしたら、その年収の〇〇%がエージェントに入る仕組みです。
但し、入社してから1年間辞めなかった場合という条件があるので、ブラック企業を紹介してすぐに辞められたらビジネスになりません。
こういった背景から、エージェントは適当に企業を紹介する訳にはいかず、入社後もしっかり働けるような優良企業を紹介してくれる確率が高いです。
実際に僕は転職エージェントを使ってブラック企業を脱出し、年収が150万UPしたし年間休日も30日くらい増えて、本当に人生が変わりました。
利用者は無料で使えるので、正直リスクはゼロです。使わない手はありません。
エージェント選びが転職成功のポイント
多くのライバルはプロのエージェントからのアドバイスや情報を駆使して万全の準備をしている人が年々増加しています。
※厚生労働省令和3年度職業紹介事業報告書の集計結果(速報)によると年間およそ60万人弱の人が転職エージェント経由で転職を成功させています。
これだけ転職エージェントを利用する人が増えると、プロのサポートを受けることで転職者のレベルも当然上がっていきますからね。
とは言え、しっかりと準備し対策すればボーナスが安定している上場企業への転職って割と簡単だったりします。
実際に僕はFラン卒で学歴もなく、資格も一切持っていない人間ですが、社員5人のブラック企業から社員1,000人規模の上場企業へ入ることができましたから。
これにより年収は一気に150万上がり、年間休日も100日以下から125日以上になるなど劇的に労働環境を改善することができました。
この体験があるからこそ、中小企業で頑張っても報われない、ボーナスは出るか分からない、給料は上がらない、長時間労働、など僕もかつて味わった「馬車馬のごとく働く環境から一人でも多くの人が脱出して時間とお金に余裕のある暮らし」になればと思いこのブログを書いています。
そのために狙うべき上場企業に入るために「自分に合った転職エージェント」を見つけなければいけません。
自分に合った転職エージェント?
とりあえず大手のエージェントでいいんじゃないの?
転職エージェントは約26,000社もあると言われていて、自分の希望を叶えてくれる転職エージェントを探すのは至難の業になります。
しかも最近はエージェントの専門性が重視されるようになってきており、業界特化型のエージェントが重宝されるようになっています。
エージェントを3回利用した経験から言うと、求人数の多さも確かに重要ですが、それ以上に自分の希望に沿ったエージェントであるかが大事になります。
せっかく登録して面談しても、自分が希望する業界の求人がないとなると登録した意味もないし、余計な手間や時間だけがかかってしまいます。
希望する業界や職種の求人がないエージェントとのやりとりほど空虚なものはありません。
- 自分の希望と全然違う求人が出てきて気まずい
- 会話が噛み合わず相談したくなくなる
- 登録解除がまた面倒に感じてしまう
など転職活動を円滑に進めるために利用したはずが、逆にストッパーのようになって足を引っ張るという本末転倒な状況になってしまいます。
「とりあえず大手の転職エージェントに登録すればいいか」
と何も考えずに登録して、
- 希望する求人が出てこない
- メールだけがガンガン届いて具体的なアクションが分からない
- エージェントが業界に精通しておらず的確なアドバイスがもらえない
など、結果的に遠回りしてしまうことがよくあります。
僕も実際に大手のエージェントに登録したけど、担当者が希望する業界について詳しくなく、結局別のエージェントを探し直して時間を大きくロスした過去があります…
だったら最初からキャリアプラン(希望の業界や条件に強い)に沿ったエージェントをピンポイントで見つける方が、効率も良く転職活動が進むので、時間の短縮に繋がりオススメです。
どれも完全無料なのでエージェント選びの参考にしてみてください。
まとめ
ブラック企業の面接の特徴にはあらゆる共通点があり、事前に知っているだけで回避できる可能性がグッと高まります。
簡単に入れるが、簡単に出られないのがブラック企業であり、絶対に避けなければいけません。
ブラック企業に時間もお金も奪われて、最悪健康(メンタル崩壊やストレスから来る生活習慣病など)まで奪われてしまうかもしれません。
人生は短くブラック企業で消耗している時間はあまりにもったいないですからね。
どうか1人でもブラック企業での被害者がいなくなることを願っています。
また以下の記事では、Fラン無資格男の僕が実際にブラック企業から脱出しプライム上場企業へ転職成功した体験談をまとめました。
ぜひ併せて読んでみてください。
今回は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました!