上場企業と中小企業の平均年収の差は?《マイホームをもう1軒買えます》

【労働格差】
悩めるリーマン
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中小企業と上場企業の平均年収ってどれくらい違うの…?

中小企業と上場企業の平均年収ってどれくらいの差があるのか気になる人も多いですよね。

日本人の平均年収は約443万円と言われています。

結論、中小と上場で40年間同じ時間働いた差は、家一軒分になります。

所属している会社によって、同じ時間一生懸命働いて得られるお金が全然違うとかマジで夢であってくれっていうのが本音ではないでしょうか。

この記事を読めば、サラリーマンの勝ちパターンがいかに「働く環境」で決まるかがわかると思います。

✔️この記事でわかること

  • 中小企業と上場企業の平均年収の格差
  • 40年働いて得られる生涯賃金の差は〇〇万円(家一軒分)
  • サラリーマンは所属する環境で年収が決まる

✅この記事を書いてる人

ひでよし
ひでよし

名前:ひでよし 転職4回経験者

社員5人のブラック企業からプライム上場企業へ転職成功

上場企業と中小企業の平均年収の差は?《マイホームをもう1軒買えます》

中小企業と上場企業の平均年収の格差

まずは平均月収から見てみましょう。

厚生労働省【令和元年賃金構造基本統計調査】をもとに作成しています。

  • 大企業…社員1,000人以上
  • 中企業…社員100人〜999人
  • 小企業…社員10人〜99人

平均月収の比較表

大企業 中企業 小企業
男性 38.0万 32.3万 29.7万
女性 27.1万 24.8万 22.8万

大企業から小企業まで目に見えて月収の差はありますよね。

大企業と小企業の男性だと毎月83,000円も差があります。毎月8万違えば家賃も食費も娯楽も貯金もやれる幅がかなり広がりますよ。

また男性と女性の差もかなり大きくなっているので、大企業の男性と小企業の女性では152,000円も違っています。

毎月同じだけの時間働いても、もう1人パートやバイトでフル出勤したレベルの人がいる賃金の差が発生しています。

ひでよし
ひでよし

仕事の内容や責任は違えど、こうして数字で見るとその差に驚かされますよね。。「みんな一生懸命働いているのにな」って悲しくなるレベルです。

平均年収の比較表

大企業 中企業 小企業
男性 456万 388万 356万
女性 325万 298万 274万

ここでの比較表にはボーナスを含めていません。

ボーナスって本当に会社によってバラつきがありますからね。

しかし大企業ではかなりの確率でボーナスは出ます。大体の相場は年間で4ヶ月〜6ヶ月分とかです。

仮に5ヶ月分だとしたら月収の38万円×5ヶ月なので、190万円になりますね。

これで年収が646万円です。大体上場企業の平均年収の水準になります。

中小企業でボーナスが出ないとなると、男性で最大290万円もの差となります。

ひでよし
ひでよし

290万円って小企業の女性が1年間働いた年収より大きいので、賃金格差がいかに大きな差となっているかが分かりますね。

40年働いて得られる生涯賃金の差は〇〇万円(家一軒分)

大企業 中企業 小企業
男性 1億8,557万円 1億5,898万円 1億4,789万円
女性 1億3,354万円 1億2,336万円 1億1,582万円

男性では大企業と小企業で生涯賃金は3,768万円もの差があることが判明しました。

ひでよし
ひでよし

地方だと家を一軒買えちゃう金額ですよね。。

大企業男性と小企業女性では6,975万円という老後2,000万円問題が解決するどころか夫婦2人分以上の資産が貯められる差というレベル。

極端な比較かもしれませんが、今の日本の労働環境はこのように回っているという現実を知ることはとても大事なんじゃないかなと思います。

同じ40年働いて4,000万とか7,000万給料が違うって何かの間違いであって欲しいくらいですよね。

でもこれが現実です。

悩めるリーマン
悩めるリーマン

そこまでして努力したり苦労して大企業とか上場企業とかいいわ…

って人は無理に入ろうとしなくていいと思います。

お金のためだけに働くのって結構しんどいだろうし、やりたくもない仕事に一生を捧げるっていうのも違いますからね。

それでもやっぱり、

  • マイホームを建てたい
  • 結婚&子供が欲しい
  • 子供の教育をしっかりしてあげたい
  • 老後資金への不安を無くしたい

こういった幸せを実現させるには、ある程度のお金は絶対に必要になってきます。

結婚して子供に恵まれると奥さんは一定期間働けなくなるので、一馬力でも問題ない水準での年収も確保しなければいけません。

それらを実現させる最短距離にあるのが、大企業・上場企業に食い込むことです。

逆に一度でも上場企業に食い込めたら、下手に出世競争に参加して疲弊しなくても十分やっていけるだけの年収を手にすることができます。

ひでよし
ひでよし

僕は上場企業に入ってからは、がむしゃらに出世を目指さず責任もそこそこに平均点を取り続けるスタンスでゆったり働いてます。

その方が家族との時間もしっかり取れるし、生活の幸福度は高いのでこのような選択肢も生まれるのでオススメです。

実際に僕だけの収入で2人の子育てを問題なくやれているのは、平均以上の年収水準があるからこそ成り立つものだと実感しています。

サラリーマンは所属する環境で年収が決まる

会社の賃金水準がその人の年収

ひでよし
ひでよし

サラリーマンの給料ってどうやって決まっているか知っていますか?

悩めるリーマン
悩めるリーマン

どうって…

スキルや能力、資格などを加味して会社が決めてるんじゃないの?

実際は個人の能力やスキルってほとんど関係ありません。

給料は、会社が定めた賃金水準があり、ほとんどの会社では年齢で決まります。

年齢 年収 月給
A会社 30歳 450万 37.5万
B会社 30歳 300万 25万
C会社 30歳 600万 50万

こんな感じで給料水準はあなたが入社してから決めるんじゃなく、入社する前に年齢でランク分けされています。

面接官
会社の人

「あなたは30歳だから月給これね」

という感じ。

日本はまだまだ年功序列の風習が残る企業が多く、上場企業ならなおさらこの傾向にあります。

上場企業や大企業は入るのは難しいけど、入ってしまえば仕事は細分化されて楽だし休みも多く給料もいい環境なんです。

だから就活生は勉強を頑張っていい大学を卒業し、最初から給料水準の高い会社に入ろうとします。

ひでよし
ひでよし

優秀な大学生が血眼になっていい会社に入ろうとしていたのが、この歳になってやっと分かりました。。Fラン卒の僕は当時そんなこと考えずに遊んでばかりいましたから…

これは転職者の中途採用でも全く同じで、楽な仕事で休みも多くて給料もそれなりに欲しいなら上場企業を目指すのが最適解と思います。

近年ジョブ型雇用なんて言われていますが、まだまだ浸透していないし、日本人の気質に合っていないように感じます。

だからこれだけ時代が変わっても年功序列がなくなりません。

どれだけ優秀でも年収は頭打ち

僕の経験からいつも思うのは、中小企業でも優秀な人はマジでたくさんいます。

取引先の中小企業の人と話す機会が多いんですが、仕事に熱心で有益な資格を持っている方も本当に多いです。

ひでよし
ひでよし

しかし会社の求人サイトなどで年収調べたらめちゃくちゃ安かったり…

今だに普通自動車免許しか持ってない僕の方が全然年収高かったりします。

悩めるリーマン
悩めるリーマン

「今の会社に恩があるんだよ!」

「絶対に地元から出たくないんだよ!」

というような明確な理由があれば別ですが、

ひでよし
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それだけの知識や資格あるなら転職したらもっと給料増えるのにもったいないなぁ。。

と思う人かなりいます。

そういった人は会社側からしたら優秀かつ低賃金で働いてくれる「手放したくない人材」ということになるんでしょう。

上場企業なら年収の高い業界を狙う

悩めるリーマン
悩めるリーマン

上場さえしていればどこも年収高いんじゃないの?

上場企業=全ての会社の年収が高い

とは、残念ながらなりません。

ここは落とし穴になってしまう人もいるかもしれません。

上場していても、ビジネスモデル的に薄利多売だったりトレンドや流行りなどの浮き沈みが激しい業界だと年収もそれなりになってしまう傾向にあります。

年収が低い業界だと例えば、

  • 宿泊業界
  • 飲食サービス業界
  • 小売業界

これらの業界は顧客単価の低い個人向けサービスが中心になっているのが特徴です。

日本の景気が悪くなってはや30年と言われていますよね。

「個人消費が伸びない=客単価も上がらない」ので従業員に支払う給料も上げられないのが現状です。

またこれらの業界は、勤務時間や休日が不規則であり、非正規雇用や離職者も多く、非常に不安定な業界と言えます。

逆に、

社員の給料が高い=会社が儲かっている

シンプルですが、これが全てです。

なので会社選びの際は、中長期的に安定した売上を維持しているかどうかと、これからまだ伸びる可能性を秘めている業界を選ぶことが重要になります。

年収の高い業界は、

  • 金融業界(銀行・証券)
  • IT・通信業界
  • インフラ業界(電気・ガス)

代表的なこれらの業界はずっと昔から年収の高い業界であり続けています。

今どの業界にいるかは分かりませんが年齢が20代であれば、これらの年収が高い業界にチャレンジするのは十分可能です。

30代以降であっても業界の中のニッチな企業ってたくさんあるので、有名な企業でなくても「ひっそりあるけど業績はいい」って会社は探せばたくさんあります。

ひでよし
ひでよし

狙い目はとにかく年収水準が高い業界の上場企業です。

ここだけブレずに求人を追い求めていけば、必ず下剋上転職を成功させられます。

年収の高い会社へ向けて転職活動してようかなと思う方は、以下の記事でオススメの転職エージェントを紹介しています。

今は業界や職種に特化した専門性の高いエージェントを使うことが成功の近道になります。

ぜひ併せて読んでみてください。

まとめ

中小企業と上場企業では明らかな平均年収の差があります。

この数字を見ても「自分には無理に決まってる…」と諦めて何もしない人は、30年後の4000万円を捨てているということ。

ひでよし
ひでよし

結局同じ時間働くなら4000万円を獲りにいく、もしくは縮めていく努力だけでもした方が後々後悔しない選択なんじゃないかなと思います。

しかも中小企業の方が労働時間が長かったり、休みが少なかったり、残業代出なかったりしますからね…

この現実と仕組みを理解して、今いる環境を変えていきましょう。

ひでよし
ひでよし

中小企業→上場企業、下剋上転職です。

全てを諦めて、お金も時間もない我慢しかない人生ほどつまらないものはないはずです。

今回は以上です。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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