
「1回で本当に大丈夫なの?」
「普通は2~3回あるはずでは…?」
「面接が1回だけって、逆にブラック企業?」
こんな不安を感じる人も多いはず。
転職活動をしていると、企業によっては「面接が1回だけ」で終わることがありますよね。
結論から言うと、面接1回の企業が必ずしも問題があるわけではありません。
むしろ、企業によっては合理的な理由で1回の面接だけで採用を決めていることもあります。
そこで今回は、転職面接が1回だけの理由と、選考を突破するためのポイントを解説していきます。
✔️この記事でわかること
- なぜ転職面接が1回だけなのか?企業の狙いと背景
- 面接1回の企業はブラック企業なのか?見極めるポイント
- 面接1回で合格するための対策
✅この記事を書いてる人

名前:ひでよし
転職4回経験者
社員5人の小企業からプライム上場企業へ転職し人生好転
転職面接が1回だけ…これって大丈夫?転職4回経験者が解説します
なぜ転職面接が1回だけなのか?企業の狙いと背景

通常、転職の面接は2~3回行われることが多いですよね。
しかし、企業によっては「面接は1回のみで決める」ところもあります。
その理由は、以下の4つがほとんどです。
すぐに人材を確保したい(人手不足のため)
慢性的に人手不足の企業や、急募の求人では「選考に時間をかけている余裕がない」ことがあります。
- できるだけ早く人を採用し、現場に投入したい
- 面接を複数回行うと、採用スピードが遅くなる
- 他社に候補者を取られたくない
このような事情から「1回の面接で即決」というケースがあるのです。
これを見ると、

中小企業の誰も入りたがらない会社でしょ?
と思うかもしれませんが、本当に会社が急成長していて、人員がシンプルに足りていない場合もあるので、人手不足=離職率の高い会社と決めつけるのは、まだ早いです。
小規模な会社やベンチャー企業である
大企業や外資系企業では、役員面接や複数回の面接を経て決定することが多いですが、中小企業やベンチャー企業は、大企業に比べて意思決定がとにかく速いです。

僕の経験上でも、上場企業で社員数が多い会社ほど選考が長く、会社の規模が小さいほど面接や選考は短い傾向にありました。
中小企業やベンチャーでは、
- 社長や採用担当者が1回の面接で判断できる
- 面接の回数を減らして効率化したい
- 採用コストを抑えたい
特に、社長が直接面接する企業では、1回の面接でその場で採用が決まることも珍しくありません。
人材を確保するために会社は多くのコストをかけていますからね。
特に中小企業はなるべくコストをかけずに優秀か人材を確保しようとします。

逆に言えば、社長にさえ気に入られれば即内定をゲットできる状況ですよね。
事前の書類選考や適性検査で判断している
一方で、書類選考やWEBテスト、適性検査をしっかり行った上で、面接は1回だけという企業も増えています。
- 事前の選考で「合格ラインの人材」を絞り込んでいる
- 面接は最終確認の場として考えている
- 採用フローを効率化している
このような企業では「面接1回=形式的な確認」となっているケースもあります。

面接に呼ばれた時点でほぼ内定という形式を取っている会社もありますね。
面接でよほど失敗しない限り、内定がもらえるので、コミュニケーション能力にあまり自信のない方にはオススメです。
採用基準がシンプル(経験・スキルが重視されている)
職種によっては、面接の回数を増やしても意味がない場合があります。
☑️即戦力採用(経験者採用)の場合
→「スキルがあればOK」なので、長時間の面接は不要
☑️アルバイトや契約社員の採用
→ 重要ポジションでなければ、短時間で決定
特に、施工管理やエンジニア、販売職など前職の経験を聞けば自社でも活躍してくれるイメージがつきやすい仕事ほど1回の面接で採用を決める企業もありますね。
面接1回の企業はブラック企業なのか?見極めるポイント
面接が1回しかないと「もしかしてブラック企業なのか…?」と心配になりますよね。
僕は過去にこのパターンでゴリゴリのブラック企業に入った経験があります。
当然、注意すべきブラック企業もあるので、次のポイントをチェックしましょう。
面接の内容が雑すぎないか?
面接が1回だけでも、しっかりとした質問や会社説明、条件などの話があるなら問題ありません。
しかし「仕事内容の説明がほとんどない」「こちらの質問に曖昧にしか答えない」ような企業は要注意です。

マジで危険な例

❌「とりあえず来週から働ける?」
❌「細かいことは入社してから説明します」
❌「すぐ決めてほしいんだけど、どう?」
❌「根性ある?やる気さえあれば稼げるよ」
面接でいきなりこのような事を言われる企業は、ほぼほぼ入社後にトラブルが発生する可能性があるので、慎重に判断しましょうね。
会社の評判や口コミをチェックする
転職サイトや企業口コミサイトで「その会社の評判」を調べるのも大切です。
☑️「面接が1回ですぐ決まったけど、入社後の研修がしっかりしていた」→ 問題なし
☑️「とにかく人手不足で、辞める人が多い」→ 要注意(やめとけ)
ネットやSNSの情報はバカにできません。
リアルな声がかなり落ちている時代なので、事前に会社の雰囲気をチェックしておくと、入社後のギャップを減らせます。
労働条件が明確に提示されているか?
面接時に「給与・勤務時間・休日・福利厚生などの条件」がしっかり説明されているか?も重要なポイントです。
面接時に労働条件について具体的に話してくれる企業は信頼できますが、
「契約内容はあとで送るから」と曖昧にされる場合は要注意です。
とりあえず入社させて、簡単には辞めさせないというブラック企業もたくさん存在していますからね。

怖い世の中です…。。
面接1回で合格するための対策
その一方で、面接が1回だけの優良企業もたくさん存在しています。
その場合、1回でしっかりアピールしないと採用につながらないので、事前の準備がとても大切になります。

1回しかないという事は、失敗した時の取り返しがつかないということでもありますからね。
企業研究をしっかり行う
☑️会社の事業内容、業界の動向を調べる
☑️「なぜこの会社を選んだのか?」を明確にする
なぜこの会社を選んだのかは、100%聞かれる内容ですね。
会社の事業内容はあまり聞かれませんが、事前に知っておかないと話が噛み合わなくなって、

「この人はうちの事業すら調べない人なんだな…」
となって、印象がめちゃ弱くなります。
即落とされる原因にはなりませんが、せめて応募した会社が何をやってるかくらいは知っておかないとですね。
職務経歴を分かりやすく説明する
☑️どんな経験があり、何ができるのか?を簡潔に話す
☑️実績や具体例を交えて話すと説得力が増す
中途採用の転職では、とにかく「何ができるか、どんな仕事で会社に貢献できるか」を深掘りされます。

「とにかく頑張ります!!」
という情熱と熱意だけで通用するのは25歳くらいまででしょう。
入社後の意欲をアピールする
☑️「長く働きたい」という姿勢を見せる
会社側も採用するからには、長く働いてもらいたいと思っています。
そのために高いコストをかけて採用活動してるわけですからね。
長く働きたいという姿勢はかなり好印象に受け取られるので有効な手段として使えます。
まとめ
面接1回の会社は正直、いい会社もあればブラックな会社もあります。
だからといって面接1回というだけで、全て拒否するのは優良企業をみすみす逃してしまうことにもなります。
しっかりと情報をつかめればチャンスは確実に広がっています。

面接が1回だけの企業は「選考が早い」「意思決定がスムーズ」などのメリットもあるので、この機会にどんな企業があるのか調べてみてくださいね。
以下の記事で、オススメの転職エージェントをまとめています。
自分に合ったエージェントに出会えれば転職活動は9割成功したようなものです。
今回は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました!