
転職回数が多いと信用されない
長く1社に勤めることが美徳
これらの言葉を聞くと僕はいつもこう思ってきた。

日本の転職文化ってなんか色々おかしくない?
日本で「転職」と聞くと、今でもネガティブな印象を持つ人が少なくないと思います。
「転職回数が多いと信用されない」「長く勤めるのが美徳」という価値観が令和の時代になってもまだ根強く残っていると感じる。
でもでも、、

転職って、むしろスキルアップや自己成長のためにするものじゃないの?
なぜ日本では「転職=逃げ」「転職=不安定」みたいな扱いをされるのかどうにも理解できませんでした。
今日は、日本の転職文化がどこかおかしいと感じる理由についてまとめました。
✅この記事を書いてる人

名前:ひでよし
転職4回経験者
転職で社員5人の小企業からプライム上場企業に入って人生好転
転職4回経験者が思う日本のおかしい転職文化と変わらない慣習
転職回数が多いと「すぐ辞める人」扱いされる
転職回数が多いと「この人はまたすぐ辞めるんじゃないか」と思われがちです。
でも、それって本当にそうなの?という視点も大事なんじゃないかと。
例えば、海外では「転職=キャリアアップの手段」と考えられていて、スキルが伸びるなら3〜5年で次の職場に移るのは普通のことですよね。
その一方で、日本では

「3年は働かないと根性がない」
「1社に長くいるほど偉いでしょ」
みたいな価値観が今だにめちゃくちゃ残ってます。
転職する理由が、
- 「環境が合わなかった」
- 「もっと良い条件の会社があった」
だったとしても「また辞めるかも」と疑われるのは正直キツイと思いませんか?
本来なら「どういう経験を積んできたか」が重要なはずで、採用したいのは経験を活かして即戦力になってくれる人じゃないの?
と思うんですが、実際に転職活動をしていると、「どれだけ長く働いたか」ばかり見られる感覚があって違和感が凄かったですね。
もちろん、僕はこの違和感を感じた瞬間その企業は選考辞退しましたが。
「転職しない美学」がブラック企業を生む
「転職しないのが美徳」みたいな価値観が、日本のブラック企業を助長しているとも思います。
例えば、サービス残業やパワハラが横行している会社でも、

「辞めるのは甘えだろ」
「どこに行っても同じだ」
と何度も言われていると、

「じゃあ頑張るしかないのか……」
と耐えてしまう。
でも実際、転職すればもっと良い環境の会社はいくらでもあるんですよ。
日本には約260万社以上の会社があって、上場企業だけでも約3,800社くらいありますからね。
労働環境が悪いなら、辞めるのはむしろ正解だし、辞める人が増えれば、企業も改善せざるを得なくなる。
「転職=悪いこと」みたいな価値観があるからこそ、劣悪な環境でも「辞めたら負け」と思い込んでしまう人が多いのでは?
と僕なんか思ってしまいますね。
面接で「なぜ転職するのか?」を聞かれる違和感
過去の面接でも必ず聞かれる「なぜ転職するのか?」という質問。
これって、本来そこまで深く聞かれる必要ある?と疑問が浮かびます。
海外だと「自分のキャリアにとってベストな選択をした」くらいの理由で十分ですし、ここを深掘りする意味がよくわからないですよね。
日本では「なぜ今の会社を辞めるのか」「なぜうちを選んだのか」をやたら細かく聞かれます。

「給料が低かったから」
「人間関係が悪かったから」
「もっと良い条件の会社があったから」
これが本音でも、そんなことばかあ正直に言うとマイナス評価されて落とされる。

「御社の理念に共感して……」みたいな建前を用意しないといけないのって、なんかおかしくない?
究極の茶番劇に見えてしまうのは、僕だけじゃなく多くの方が同じように思っているはず。
転職する理由なんてシンプルでいい。
そんな事よりアピールしなくちゃいけない本質はもっと他にたくさんあるはず。
「より良い環境を求めるのは当たり前」っていう文化がもっと根付いてほしいと思います。
「40代で転職は厳しい」って、ただの思い込み?
日本では「30代後半〜40代での転職は難しい」とよく言われますよね。

僕は実際に38歳で転職を経験しました。
この40前後での転職は難しいって、これは企業側の思い込みもあるんじゃないか?と思う。
40代になると「適応力がない」「新しい環境になじめない」みたいに見られることが多いけど、
実際は経験が豊富な分、即戦力として活躍できるケースも多いと思う。
むしろ、年齢よりも「何ができるのか」「どんなスキルがあるのか」の方が重要なのでは?
企業側って「若い方が柔軟だから」と一括りにして年齢制限をつけてる所多いけどあれはちょっと違和感あるなと思ってしまいますね。

むしろ、40超えてから転職活動している人の方がよっぽど柔軟で行動力もある人だと僕なら思っちゃいますけど。
これからの転職は「当たり前」になるべき
日本の転職文化は、令和になった今でもまだまだ古い価値観に縛られていると感じます。
しかし徐々にではけど、これからの時代、転職はもっとカジュアルで、誰もが気楽にできるようになっていくと思うし、そうなるべきだなとも思う。
僕が最初に転職したのは、かれこれもう10年ほど前になるけど、10年前は今よりもっと転職への風当たりは強かったように思います。
令和に入り、少しずつ世の中の意識が変わりつつあるんじゃかいかなと思いますね。
その上で、転職4回経験してきた僕が思う転職についての3箇条は以下。
✅ 「3年ルール」は無視してOK! 自分に合わなかったらすぐ辞めてもいい(他に会社は死ぬほどある)
✅ 転職の理由はシンプルでOK!「もっといい会社があったから」で十分(自分の人生は自分で決める)
✅ 転職回数よりもスキルを評価する文化へ! 「どこで何をしたか」が大事(やりたい事と向いてる事を整理)
これからは「転職=キャリアアップの手段」という考え方が普通になってほしいですね。
「転職しないのが偉い」なんて価値観は、さすがにもう時代遅れなんじゃないかと思うけど、今の会社の経営陣や幹部世代の50代60代にはなかなか伝わらない価値観かもしれません。

もう少し時間が必要かもしれませんね。
まとめ
- 転職回数が多いと評価が下がるのはおかしい
- 「辞めるのは甘え」という価値観がブラック企業を助長している
- 面接で「転職理由」を深掘りされる文化が違和感
- 40代の転職が難しいという思い込みを変えるべき
- 転職は「逃げ」ではなく「前向きな選択肢」として当たり前に
もし今「転職したいけど不安」に思っているなら、日本の古い転職文化に縛られずに、もっと自由に考えて視野を広げてみてもいいんじゃないかなと思います。
転職市場は可能性に溢れています。
以下の記事で、オススメの転職エージェントをまとめています。
ぜひ併せて読んでみてください。
今回は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました!