転職ってやっぱ回数が多くなるほど不利になるのかな?
30代でも転職ってできるの?
転職大航海時代と言われ、昔に比べて転職するのが当たり前になりましたよね。
しかしその一方で、転職回数が多いと企業側からの評価や印象が悪くなるといった現実も実際にあります。
でもそれらは魅せ方一つで逆に強みにも変えられます。
僕は過去に4回転職してきた経験があり、直近では30代後半で転職しました。
この経験から「転職回数が実際どれだけ不利になる?」という視点で、転職回数で不利になる人、成功する人の違いをまとめました。
✔️この記事でわかること
- 転職回数が不利になる人の特徴
- 転職回数が多くても成功する人の特徴
- 結局転職はタイミングで決まる(常に動いておく意識)
✅この記事を書いてる人
名前:ひでよし 転職4回
社員5人の小企業からプライム上場企業へ転職成功
その後38歳で日本最大手グループ企業に転職
転職回数が多いとやっぱ不利?4回転職して感じた不利になる人の特徴
転職回数が不利になる人の特徴
無計画(行き当たりばったり)感が出ている
「とりあえず手当たり次第応募して内定出るならどこでもいいっす!」
というような無計画な転職活動をしている人は、面接でノープラン感がバレます。
いくら面接の場だけいい事を言っていても、言葉や仕草で無計画感が出てしまいます。
「働けるならどこでも頑張ります!」
という気合は素晴らしい事ですが、無計画に数打ちゃ当たる戦法で挑むと、
すぐにまた気が変わっていなくなってしまうんじゃない?
気分ですぐにやめちゃいそうだなこの人…
という不安要素を面接官に持たせてしまいます。
このタイプの人は、転職の回数が多ければ多いほど確実に不利になります。
1つの会社に1年以上在籍していない
勤続年数があまりに短い場合、確実に不利になるなと感じます。
3社経験してきて、その内1社だけ半年で辞めて残りの2社は3年以上働いてます。
という状況ならいくらでも言いようはあります。
しかし、3社全てが1年持たずに辞めてしまっているような状況はかなり不利と言えます。
なぜなら企業側は採用したからにはとにかく長く働いてほしいからですね。
ここで、全ての退職理由をロジカルに、相手を納得させられる真っ当な理由があるなら別です。
とはいえ、大きな病気とか家族に不幸があった等がありますが、何度も何度もその状況になるかな?と受け取られる可能性が高いですからね。
転職活動では、どれだけ正当な理由があろうと、
在籍が短い=すぐ辞めちゃう人・我慢ができない人
というレッテルを貼られてしまいます。
このレッテルを覆すほどの理由があるなら別ですが、大半はマイナスイメージになって不利になります。
業界や職種がバラバラ
1つ目の「無計画」と似ていますが、これまで在籍してきた会社の業界や職種がバラバラで、一貫性が全くないのも転職では不利になりやすいです。
色々とやりたい事があってチャレンジしてきました!
という気持ちはわかりますが、企業側は「常に行き当たりばったりの人なんだろうな」という印象を必ず持ちます。
そして年齢が上がれば上がるほどマイナスイメージは拡大していきます。
そうなると、
「多分仕事も行き当たりばったりで計画性とか無いんだろうな…」
と仕事が出来ない人なんじゃ…と思われてしまいます。
実際はめっちゃ仕事ができたとしても面接の場でそれを証明する手段がありません。
転職って結局、面接で上手く魅せられる人が成功しますからね。
これらのマイナスイメージを覆すほどのスキルや資格を持っていれば内定かもしれませんが、当落線上にいる人は落ちる決定打になりかねません。
業界、職種がバラバラだとしても、なぜバラバラだったのか、企業側を納得させる明確な説明ができますか?
全てはそこに繋がってきます。
転職回数が多くても成功する人の特徴
全ての転職履歴に裏付けがある
転職回数が多くても成功する人は、全ての職歴に対して理由付けがしっかり出来る人です。
3社経験したとして、それぞれの職場から「なぜ辞めたのか?」を相手が納得する説明が出来る人は強いです。
辞めた理由を、「給料が安かった、休みが少ない、人間関係が嫌になった、上司が嫌い」など正直に並べてしまうと、転職には成功しません。
成功する人は、辞めた理由を決してネガティブな言い回しはしません。
例えば、
「営業スキルを伸ばす=コミュニケーション能力を伸ばす事に繋がり、どんな仕事でも円滑な人間関係を築けると思い、営業にチャレンジしたく前職の技術職を退職しました。」
もしくは逆のパターンだと、
「営業という対人の仕事も新しい出会いや人との繋がりなどやりがいはあったが、お客様に商品を提案する際に物の裏側(システムや物作り、品質など)を知らずに表面的な知識になっている状況を変えたいと思い、技術系の仕事を経験したいと考えております。」
など、辞める理由=これまでの自分に足りない物を補うポジティブなステップとして捉えてアピール出来る人が成功します。
どんなにネガティブな理由だとしても、必ずポジティブに変換し説明できるスキルが面接では必須になります。
価値の高い資格を持っている
シンプルに価値の高い資格を持っている人も転職回数はあまり関係なくなる確率は高いです。
なぜなら保有人数が少なければ少ない資格ほど、市場におらず希少価値の高い人材になれるからです。
例えば、国家資格のような行政書士や公認会計士、宅地建物取引士など難易度が高ければ高いほど保有資格者が少ないので、どの企業も欲しがります。
しかし、資格の価値にあぐらをかいて、面接で人間性を疑われるような態度や振る舞いをしてトラブルメーカー認定されたりすると、いくら希少価値が高くても落ちますよね。
会社ではなく仕事全般で使える能力が高い
選ばれる人は、会社単位ではなく社会人全般、どんな仕事であれ通用するスキルを上手くアピールしている人です。
例えば、
- 自社商品の知識だけではなく、その業界全般(自社商品はもちろんライバル社との比較や業界の展望等)の知識に詳しい
- コミュニケーション能力が高くどの職場に行ってもすぐに信頼関係を構築できるスキル
- 新しい事を学んだり実践するのが好きでどんどんチャレンジできる圧倒的な行動力(実績を提示)
これらは、どの会社に行こうが、どんな境遇になろうが関係なく会社に貢献できるスキルや能力です。
採用される人は相手からの要望が100点だとしたら常に110点や120点で回答するような人です。
企業はこういった人材が喉から手が出るほど欲しいので、そのために必要なスキルや能力を磨いておけば、マジで内定率は爆上がりします。
逆に回数が多くて選ばれない人は、以前働いていた会社内でしか通用しない人脈やスキルをアピールする人。
これって今の会社から外に出た瞬間使い物にならないスキルと言っているようなものです。
日本のサラリーマンの8割は上から言われた事はコツコツ真面目にこなしますが、自ら行動しプラスアルファできる人はマジで一握りです。
だからこそ、そこを目指せば転職回数が多くても関係なく成功します。
これは断言できます。
結局転職はタイミングで決まる(常に動いておく意識)
転職は企業側と応募者のタイミングで決まる
ここまで転職で不利になる人とならない人を比較してきました。
あくまで特徴であり、全ての人が当てはまる訳ではありません。
その上で、僕が過去に4回転職してきた経験からお伝えすると、転職はタイミングが8割です。
どれだけ頑張って準備しても企業側とタイミングが合わなければ内定はでません。
企業側も常に流動的に人が辞めたりして人員を補充するサイクルを行っています。
たまたま、あなたと同じくらいの年齢、同じくらいのスキルや経験を持った人が辞めてしまったタイミングで応募できれば、
「ちょうどあなたのような人材を探してたんだよ」
となりますからね。
仮にいつも募集をしたとしても、企業側が求める人材とタイミングは常に変わります。
常にアンテナを張る行動がチャンスを引き寄せる
常にアンテナを張って転職候補となる企業をいくつか持っておくメリットは、
落ちたとしても「タイミングが合わなかっただけか。よし!次!」とすぐに切り替えられるメンタルが出来上がるところにあります。
これこそ成功する人の特徴ですね。
落ちる=失敗ではなく、次に成功するためのステップだったという捉え方です。
このメンタルがあれば「失敗が怖くてなかなか応募出来ない」という事がなくなりますからね。
自然に行動が増えて多くのチャレンジにより、チャンスをモノにする確率を上げられるので結果的に成功しやすくなるんです。
転職エージェントは常に数千〜数万の求人を保有している
転職エージェントに登録して日頃から求人票を眺めることから始めてみてください。
転職エージェントは現在日本におよそ26,000社以上あると言われていて、保有している求人数も数千〜数万社とかそんな規模感です。
自分で「この会社良さそうだな」とネットでポチポチしながら探すのと、希望の条件(年収、休日、残業、福利厚生、自分が活かせそうな会社など)をエージェントに伝えるだけで希望に沿った求人をまとめて出してきてくれる方法ではどちらがスムーズに進むかは一目瞭然ですよ。
僕がエージェントを利用した時は、毎回10社〜15社程度の求人をまとめて出してくれました。
その中から、良さそうな求人をピックアップして応募していくスタイルです。
応募したい求人がなければ、その都度新しく10社〜15社出してくれるという流れになります。
自己流で転職活動をやっていた時とは、楽さが全然違ってこれなら「最短2週間で内定!」とかよく見かけるけど可能性として全然あるなと思いましたからね。
その上、面接対策など転職活動をトータルでサポートしてくれます。
転職エージェントがサポートしてくれる内容
- 応募企業の情報開示
- 定期的な求人提案
- 履歴書・職務経歴書の書き方と添削
- 自己分析、企業分析サポート
- 面接対策・模擬面接練習
- 面接時の日程調整全て
- 内定後の年収交渉
これらのサポートを利用者は完全無料で受けることができます。
けど無料ってなんか怪しくない?
転職エージェントってあんまいい噂聞かないし…
強引に応募させられたりしないの…?
お金に関しては優秀な人材を採用したい企業側が全て負担してくれています。
人手不足が加速する現代では、企業はエージェントに高いコストを支払ってでも優秀な人材を確保しようと必死です。
これにより利用者は完全無料でこれだけのサポートをエージェントから受けることが実現しています。
転職エージェントの実績データは絶対に活用すべき
転職エージェントには過去の利用者による膨大なデータがあります。
エージェントを利用したら分かるんですが、面接後に必ずアンケートがあります。
「どんな質問があった」とか「何を聞かれた」などを選択するアンケートがあるので、たくさんの利用者がいればいるほど、その企業の面接での傾向が見えてきます。
会社によって必ず聞く質問ってある程度決まっているので、そこを押さえておけるかどうかで準備の濃度が大きく変わります。
このデータは実際に応募して書類選考を通過した段階でエージェントから教えてもらえます。
転職成功には「エージェント選び」がキーポイント
転職を成功させるためには「自分に合った転職エージェント」を見つけなければいけません。
自分に合った転職エージェント?
とりあえず大手のエージェントでいいんじゃないの?
と思ってとりあえず大手エージェントに登録するパターンが多いですが、先ほども書いたようにエージェントは全国に約26,000社もあると言われており、その中の担当者の数はもはや数え切れません。
その中から自分にマッチするエージェント(担当者)を探すのは至難の業、というか宝くじを当てるような作業になり、あまり現実的ではありません。
エージェントを3回利用した経験から言うと、求人数の多さも重要ですが、それ以上にエージェントとの相性が大事になります。
どうしてそんなにエージェントとの相性が大事なの?
覚悟を決めていざ転職エージェントに登録して面談しても、相性が合わないエージェントに当たってしまうと、
- 会話がギスギスして気まずい、会話が続かない
- 自分の希望をうまく伝えられない
- 会話が噛み合わず途中から相談したくなくなる
- やりとりが減って適当な求人しか来なくなる
など転職活動を円滑に進めるために利用したはずが、逆にストッパーのようになって進まないという本末転倒な状況になってしまいます。
これは本当に転職エージェントあるあるです。
これらがネット上でのネガティヴなイメージに繋がっているんだと思います。
なので、僕の考えでは希望する業界や職種に特化した専門分野のエージェントを利用することが、最も効率的で転職の成功を高められる最適解といえます。
キャリアプラン(希望の業界や条件に強い)に沿ったエージェントをピンポイントで使うことで効率も良く転職活動が進むので、時間の短縮に繋がりかなりオススメです。
どれも完全無料の転職エージェントなので参考にしてみてください。
まとめ
転職回数にマイナスイメージを持たれるのは確かにあります。
しかし、成功する人はそのマイナスイメージを逆手にとって明確な理由付けをしてプラスに持っていく力があります。
職場ガチャというように、自分が働きやすいと感じる職場に出会えるまで諦めずにアンテナを張り続けることが最高の職場に出会う方法だと思います。
僕も今5社目ですが、今ももっと良い職場環境ってあるかな?という視点を常に持って情報収集しています。
すぐに転職するかどうかは置いておいて、意識しておくのは本当に大事だと思います。
以下の記事では、30代で仕事が嫌になってしまう原因と対処法をまとめました。
関連:30代で仕事が嫌すぎるのは普通なの?5つの原因と3つの対処法
ぜひ併せて読んでみてください。
今回は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました!