
施工管理の仕事、誰もちゃんと教えてくれない…
上司や先輩に聞いても忙しそうで相手にされないしこの仕事無理ゲーじゃね…
建設業の現場仕事である施工管理では、このような状況って本当にあるあるです。
施工管理の仕事は、専門知識や現場経験が必要なため、最初のうちは分からないことばかりですよね。
なのに、いざ現場に入ると
「先輩が全然教えてくれない」
「所長も職人もなんか怖いし質問しづらい雰囲気がある」
と感じることもよくある話です。
「このままだと仕事を覚えられない…」と不安になっている方に向けて、今回は「施工管理で誰も教えてくれないときの対処法」を紹介します。
✔️この記事でわかること
- なぜ施工管理の仕事は教えてもらえないのか?
- 施工管理で「教えてくれない」ときの対処法
- それでも無理なら…
✅この記事を書いてる人

名前:ひでよし
転職4回経験者
設備施工管理で5年半働いた過去
「本ページにはプロモーションが含まれています」
【施工管理】これ無理ゲーだろ…誰も現場で教えてくれないときの対処法
なぜ施工管理の仕事は教えてもらえないのか?
そもそも昔から施工管理の現場では、
- 「新人にしっかり教える文化がない」
- 「みんな忙しくて余裕がない」
といった環境が、本当によくあります。
というかほとんどの現場ではこんな感じだと思います。
特に、次のような理由で「放置される」ケースが多いです。
先輩・上司が忙しすぎる
施工管理の仕事は、ざっと思いつくだけでも
- スケジュール管理
- 安全管理
- 品質管理
- 職人との打ち合わせ
- 書類・施工図作成など
とにかくやることが多すぎなんです。
特に人手不足の会社では「教育に時間をかけられない」というのが本音で、手取り足取り教えてあげたくても、物理的に時間が足りないということになるのが大多数です。
「見て覚えろ」という文化が根強い
昔ながらの建設業界では「新人は先輩の動きを見て覚えるもの」という考え方が根強いです。
時代が昭和、平成で完全にストップしている会社のやり方をしている所も少なくありません。
そのため、体系的な研修がなく「とりあえず現場に出てやってみろ」という状況になることもザラにあります。
そもそも教えるのが下手な人が多い
施工管理の先輩たちは「教え方を学んだことがない」人がほとんどです。
「歴史は繰り返される」この言葉通り。
「自分が新人のときも誰も教えてくれなかったから、お前も頑張れ!」というスタンスの人も少なくありません。
こうした理由から、
- 「聞かないと教えてくれない」
- 「聞いても雑に返される」
という環境が生まれがちです。
しかし「誰も教えてくれないからできない」と諦めても結局所長や職人から詰められるのはあなたです。

「だった誰も教えてくれないんですもん…」
と言ってもやる気がない、自己責任で片付けられて終わりです。
自分から学ぶ姿勢を持たないと、この業界で長く働くことは厳しいでしょう。
施工管理で「教えてくれない」ときの対処法
「分からないことリスト」を作って、タイムリーにピンポイントで質問する
「仕事を教えてくれない」と感じると、つい「どうすればいいですか?」とざっくり聞きがちです。
しかし、忙しい先輩ほど、抽象的な質問には答えにくいもの。
❌NGな質問例:「何をすればいいですか?」
✅OKな質問例:「今日の現場の○○の部分について、職人さんに指示するポイントを教えてください」
事前に「分からないことリスト」を作っておき、その場になってタイムリーな質問を具体的にすると、先輩も答えやすくなります。
先輩の動きを観察し、マネしてみる
「見て覚えろ」と言われる環境では「どこをどう見ればいいか?」を意識することが重要です。
- 現場で先輩が1日を通してどんな流れで仕事をしているか?
- 職人さんへの指示の仕方は?
- スケジュール管理のポイントは?

これらを観察し「先輩のやり方をマネしてみる」のが早く仕事を覚えるコツです。
施工管理の基礎を独学で学ぶ
「教えてくれないから分からない」と受け身になるのではなく、自分で勉強して知識を増やすのも大切です。
現場では、工期の関係や危険作業などが頻繁にあり、ゆっくりと教えてもらう時間がないことが多いですから。

自ら「分からない」→「分かる範囲を徐々に増やす」行動を取ることで、回り回って自分を助けることに繋がりますからね。
- 建築・施工管理に関する本を読む(『施工管理技士の仕事がわかる本』など)
- YouTubeやSNSで施工管理の実務を学ぶ
- 施工管理技士の資格勉強を始める(学んだ知識が実務に活かせる)
「基礎知識を知っている状態」で現場に出ると、より実践的なことを学びやすくなり、とりあえず現場で飛び交う専門用語だけでも知っていると知らないでは天と地ほど変わります。
特に職人は、自分より下だと判断した人間の言うことは聞いてくれません。
「こんなのも知らんのか?だめだコイツ…」ってなることを事前に防ぐだけで働きやすさは段違いに変わります。
「どうせ教えてくれない」と思い込まない
「どうせ聞いても無駄だ…」と最初から諦めてしまうと、本当に何も学べずスキルも知識もつかず歳だけ取ってしまう最悪の状況になります。
教えてくれない環境にイライラする気持ちは分かりますが「学ぶのは自分のため」と割り切って現状を変える行動を取らなければなりません。
それでも無理なら…
今の環境でどうしても教えてもらえない、施工管理の仕事でうまくいくイメージが持てないなど、明るい未来が見えない場合、一旦環境を変えてみるのもありかなと思います。
同じ施工管理として会社を変えるのか、同じ建設業界の営業、積算、設計、工務など職種を変えるなど選択肢はいくらでもありますからね。
最悪別の仕事が合わなくても、施工管理の人手不足は深刻です。

いつでもまた戻ってこれるのが施工管理経験者の強みでもあります。
以下に建築業界専門の転職エージェントを紹介しています。参考になれば。
建築業界で働く人に選ばれるエージェントNo.1
クセの強い建築業界に特化し、専門性を活かした「建築転職」です。
建築転職では主に建築系技術者に特化した転職エージェントになっており、ハウスメーカーやゼネコン・サブコンを中心に取り扱っています。
非公開求人も多く、一般的なエージェントでは出ていない上場企業の優良求人を多数扱っています。
その上で、最初に希望する職種を選択する際、以下の中から選ぶようになっていて、他の転職エージェントではありえないレベルの専門的な部分からスタートします。
- 建築施工管理(新築・改修・リフォーム)
- 設備施工管理(給排水設備他)
- 設備施工管理(空調)
- 電気施工管理
- 施工図・設計
- 工務・積算
- CADオペレーター
- 営業
- その他(建設関係)

業界人が見たら一発で分かると思いますが、これ結構すごくないですか?
これだけ見てもいかに建築業界に特化したエージェントかが分かりますよね。
元設備施工管理の僕から見ても、項目で「給排水」と「空調」がこの時点でちゃんと分かれていることが専門性の高さを証明していますよ。
この細分化がミスマッチを防ぎ、希望する職種にピンポイントに絞って転職活動を進められる大きなアドバンテージになります。
さらに「建築転職」は建設業界で働く人が選ぶ転職エージェント3冠を達成しており、知る人ぞ知る専門エージェントです。
- 建築士におすすめ No1
- 施工管理技士におすすめ No1
- サポート体制 No1
まとめ
教えてもらえないなら、自分から学ぶ姿勢を持つことは本当に重要です。
施工管理の仕事は、教えてもらえないことが多いですが、だからこそ「自分で学ぶ力」がつけば、一気に成長できます。
- 質問は具体的にして、先輩が答えやすいようにする
- 先輩の動きを観察し、マネしてみる
- 独学で基礎知識を学び、現場で実践する
- 「教えてもらえない」とネガティブにならず、前向きに学ぶ
施工管理は、経験を積めば積むほど市場価値が上がる仕事です。
それほど専門性の高い希少な人材になり得る仕事と言えます。
「誰も教えてくれないからダメだ」と諦めるのではなく「どうすれば学べるか?」を考えてみてください。
どうしても今の環境が苦しいなら新しい安心できる環境で施工管理の仕事を極めていくのも選択肢としてアリかなと思います。
また以下の記事では、施工管理の仕事はつぶしが効かないの?という疑問について解説しています。ぜひ併せて読んでみてください。
今回は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました!