
転職してみたら、思っていたのと違った…
面接のときは良さそうだったのに、実際はブラックだった…
結局、入ってみないとわからないことばかりじゃない?
転職してこんなふうに感じたことはありませんか?
転職活動って、求人サイトの条件や面接で得られる情報だけで判断するしかありませんよね。
しかし、実際に働いてみると、入社前には想像できなかった問題が見えてくることも多いはずです。

この記事を書く僕も過去に4回の転職を経験し、この問題を痛感しています。
では、どうすれば

「こんなはずじゃなかった…」
を防げるのか。
今回は、転職後のギャップを減らす方法と、入社前に見抜くポイントを紹介します。
✔️この記事でわかること
- 転職は「入ってみないと分からない」所以
- 転職後のギャップを減らすポイント
- 「入ってみたら違った…」時の対処法
✅この記事を書いてる人

ニックネーム:けんにぃ
転職4回経験者
社員5人の小企業からプライム上場企業へ転職し人生好転
転職4回経験者が「入ってみないとわからない!」を解説!理想と現実のギャップを減らす方法
転職は「入ってみないとわからない」所以
面接や求人情報では「良い部分」しか見えない
- 求人には「アピールポイント」しか書かれていない
- 面接では「ネガティブなこと」は基本的に話されない
- 会社側も人手不足なら「とにかく採用したい」モード
求人情報や面接は、会社にとっての「宣伝」のようなものです。
よく求人票に「年収400万〜700万、経験に応じて」みたいなの見ませんか?

あれほぼほぼ400万になりますからね。
この場合で即700万スタートになる人はほぼいないでしょう。
年収に大きな幅を持たせる会社側の狙いは、高年収を明示しておくことで、少しでも優秀な人材を獲得しようという釣り目的です。
素直に「自分ももしかしたら700万いけるかも!」と鵜呑みにして時間の無駄にならないよう気をつけましょう。

このように入社前から実際の働き方や職場環境の「リアルな部分」までは分かりにくいのが転職の難しいところですね。
人間関係や社風は働いてみないと見えない
- 「アットホームな職場」と書いてあっても、実際は人間関係がぐちゃぐちゃなのはザラにある
- 上司や同僚の性格は、入社後にしか分からない
- 雰囲気や価値観が合うかどうかは、働いてみないと判断しにくい
どれだけ会社の条件が良くても、人間関係が悪ければ仕事はつらくなるものです。
額面の給料や年間休日、福利厚生などどれだけ条件がよくても、上司が苦手、同僚と合わなくて相談や雑談も無理…という状況では、会社に居場所が感じられずストレス過多になりますからね。
本当に人間関係だけは運ゲーの要素が強めです。
会社のルールや実態は入社後にしかわからない
- 「残業少なめ」と言っていたのに実際は毎日残業がある
- 「教育制度が充実」と書かれていたのに、ほとんど放置された
- 「成果主義」と言いつつ、年功序列の文化が根強かった
基本的に求人票にはなんとでも書けてしまうという現実があることを把握しておきましょう。
じゃないと、こうした「求人情報と現実の違い」に直面し入ってから、

「裏切られた…」
「こんなの嘘じゃないか!」
とやり切れない気持ちになってしまいます。
転職後のギャップを減らすポイント
現実問題「入ってみないと分からないことが多い」のは仕方ありません。
しかし、事前にできる対策もあります。
企業のリアルな評判をチェックする
- 口コミサイト(OpenWork、転職会議、Vorkersなど)を活用
- 元社員・現社員の声を確認する(特に退職理由)
- 「良い口コミ」だけでなく「悪い口コミ」もチェックする
口コミサイトには、実際に働いた人の本音が載っています。
特に「退職理由」「ワークライフバランス」「上司の評価」などは、求人には書かれていない重要な情報です。

会社側からは絶対に出てこない情報なので、リアルな内情を知るにはうってつけですね。
ただし、個人の主観も含まれるため、100%鵜呑みにせず、冷静に判断しましょう。
面接で「聞きにくいこと」を質問する
面接では「職場のリアルな部分」をできるだけ引き出すことが大切です。
☑️「1日のスケジュール」を具体的に聞く
→ 実際の業務内容や残業の有無が分かる
☑️「前任者はどのくらい在籍していましたか?」
→ すぐに辞めている人が多い場合、ブラックの可能性あり
☑️「実際に働いている方の年収例を教えてください」
→ 求人の「モデル年収」と実際の給料に差がないかチェック
面接は、企業が応募者を見極める場でもありますが、応募者が企業を見極める場でもあります。
聞きにくいことでも、上手に質問して、できるだけ多くの情報を引き出しましょう。
SNSやブログで「社員の生の声」を探る
- TwitterやLinkedInで社員の投稿をチェック
- 会社名+「ブラック」「やばい」などで検索
- 公式サイトの社員インタビューを読む(ただし、ポジティブな内容が多いのであまり信用できない)
意外とSNSでリアルな職場の雰囲気を知ることができたりします。
不平不満が多い会社ほど、SNSではけ口になって面白い情報が落ちていたりしますからね。
特に、現役社員や元社員の投稿を見つけたら、参考にすると良いと思います。
転職エージェントに「裏情報」を聞く
転職エージェントは、企業の内情をよく知っています。
- 「実際の職場の雰囲気はどうですか?」
- 「これまで辞めた人の理由は何ですか?」
- 「残業は本当に少ないですか?」
エージェントは企業とのつながりがあるため、公式情報には載らないリアルな話を教えてくれることもあります。
しかし、これもエージェントの都合(早く応募者をどこかの企業に内定させたい)で本当のところを教えてくれているか怪しい場合もありますね。
僕は過去に何度も転職エージェントを利用してきました。
その上で、転職エージェントって本当に優秀で親身になって転職のサポートをしてくれる人もいれば、トンチンカンで受かりそうな適当な求人だけ出してきて、とりあえず応募を進めてくるような人もいます。
なので、

転職エージェントを利用する際は必ず2個以上登録して、優秀なエージェントに当たればそのまま継続し、頼りにならないなと感じたら利用を中止する、といった使い方がマストになります。
以下の記事で、オススメの転職エージェントをまとめています。各業界に特化した専門性の高いエージェントを集めています。
やりたい仕事や業界がある方は参考になるかなと思います。
「入ってみたら違った…」と思ったときの対処法
もし転職後に「思っていたのと違った…」と感じたら、どうすればいいのでしょうか?
すぐに辞めるかどうかを冷静に判断する
- 「最初の3ヶ月は様子を見る」
- 「本当に改善の余地がないか考える」
- 「次の転職を視野に入れて動く」
「もう無理!」と思ったら、無理に我慢せず、早めに転職活動を再開するのもアリです。

しかし、どんな職場でも1日2日で全てを把握することは難しいですからね。
直属の上司(課長)はハズレでも、その上の部長はいい人で配属先の相談に乗ってくれるかもしれませんし、他部署にあなたを必要としている部署があるかもしれません。
感情だけに流されて勢いで辞めてしまう前に、一旦冷静になって社内全体を見回してみてください。
転職を繰り返さないために「次は慎重に選ぶ」
- 「なぜミスマッチが起きたのか」を振り返る
- 次の転職では、より慎重に情報収集する
- 「本当に譲れない条件」を明確にする
同じ失敗を繰り返さないためには、原因を分析して把握しておかなければいけません。
「何が原因でミスマッチが起こったのか?」を分析しないまま転職活動をすると、また求人票の条件だけに引っ張られて同じ失敗をしてしまうかもしれません。
自分の中で「会社で働く上でここだけは絶対に譲れない」ポイントを整理しておけば、求人票を見る時や転職エージェントに相談する際にもブレずに進めることができます。
軸が固まっている人ほど、周りの情報に流されずに自分の希望を叶えていきますからね。
まとめ
転職において「入ってみないとわからない」というリスクは確実に存在します。
しかし、やり方次第でリスクは減らせます。
- 求人情報や面接だけでは、会社のリアルな姿は分かりにくい
- 転職口コミサイトやSNSで、実際の評判をチェックする
- 面接では「実際の働き方」について具体的に質問する
- 転職後に違和感を感じたら、無理せず次のステップを考える
転職は「入ってみないとわからない」ことが多いですが、事前にできる対策を取れば、ギャップを減らすことができます。
転職を成功させるために、しっかり準備をして、後悔しない選択をしましょう。
今回は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました!