文化の違いがモロに営業スタイルに出る!?関東と関西の営業マンの違い

【営業】

こんちには。ひでよしです。

僕はこれまで関東で6年、関西で6年営業の仕事をしてきました。

関東と関西では文化の違いなどでよく比較されますよね。

よく聞くところでは、

「関東の営業はスマートだけど、ちょっと冷たい?」

「関西の営業はノリがいいけど、距離が近すぎる?」

こんなイメージを持つ人も多いのではないでしょうか。

今回は、実際に仕事をしたことで感じた東西の営業マンのタイプやスタイルの違いが面白かったので、まとめてみました。

✔️この記事でわかること

  • 関東と関西の営業マンの違い
  • 関東と関西の営業マンならどちらがやりやすい?

✅この記事を書いてる人

ひでよし
ひでよし

名前:ひでよし

営業歴12年の人見知り営業マン

文化の違いがモロに営業スタイルに出る!?関東と関西の営業マンの違い

関東と関西の営業マンの違い

コミュニケーションスタイル

関東営業マン→ 論理的でスマート

関東の営業マンは、

✔要点を簡潔に伝える

✔ビジネスライクで距離感を保つ

✔雑談は控えめ、要件中心

といった特徴があります。

ひでよし
ひでよし

なんとなくイメージ通りですかね。

関東の人は営業マンだけではなく、街全体に「効率重視」な雰囲気が漂っています。

なので、営業マンも無駄のない商談を心がける傾向が強いため、「余計な話が少なく、洗練されている」 と思われることが多いです。

その一方で、効率を重視するあまり、懐へ飛び込むような事がなく、距離感がやや冷たく感じることもありますね。

関西営業マン→ フレンドリーでノリがいい

一方で関西の営業マンは、

✔雑談から入る(世間話が重要)

✔ユーモアを交えて場を和ませる

✔関係性を重視し、親しみやすい雰囲気を作る

という特徴があります。

特に、関西では義理人情の雰囲気が強く「商売は人間関係から」という考えが根強い印象でした。

雑談もなく「いきなり本題に入る営業」は、お客様に興味が無くて冷たいと感じられることも普通にあるくらいです。

商談では、まず「笑い」を交えながら信頼関係を築くスタイルが当たり前に浸透している感じでしたね。

ひでよし
ひでよし

お客様の方も雑談ありきでアポイントしてくれてるので、関西の時の方が訪問時間は長くなる傾向にあります。

商談の進め方の違い

関東→ データや根拠を重視する

関東では、商談の際に数字や論理的な説明を求められることが多いです。

✔価格・コストパフォーマンスを明確に伝える

✔事前にプレゼン資料を用意し、論理的に説明する

✔結論を先に述べ、スムーズに話を進める

など「合理性」を重視 した営業スタイルが求められます。

ひでよし
ひでよし

要するに、個人の意見とか感想とかいらないから根拠となる数字や事例を見せて納得感がないと話が前に進まない感覚がめちゃ強いですね。

関西→ 「人柄」と「駆け引き」が重要

一方で関西では、「この人と付き合う価値があるか」を重視する傾向がありました。

数字や根拠云々は、

「あなたが信頼に値する人間の場合に限り聞くで」

って感じですね。笑

ひでよし
ひでよし

要は、君はオモロいの?つまらんの?どっちですか?って感じ。

その上で、

✔最初に雑談で距離を縮める

✔「これ、ほんまにええもんですよ?」とジャブを打つ

✔値引き交渉は必ず入る(最初の価格では買わない)

関西では圧倒的に「おもろい営業マン」のほうが親しみやすく信頼されやすいため、単なる「商品説明」ではなく、会話のキャッチボールを大切にすることが求められます。

また、値段交渉が当たり前の文化なので、関西の営業マンは「値引きの余地を残して提案」しないと墓穴を掘ることもよくありますね。

関西の商習慣に慣れていないと、値切りで痛い目を見る場合もあるので経験が必要になります。

契約・クロージングの違い

関東 → スムーズに決まるが、ドライな関係性

関東では、契約の決定は「契約内容と条件次第」という考えが強いです。

✔ 条件が合えば、即決することも多い

✔ 合理的な判断が優先され、人情には左右されにくい

✔ 契約後は、ビジネスライクな関係を継続

契約が決まると、あとは淡々と業務を進めることが一般的です。

ひでよし
ひでよし

「契約後も人間関係を深める」という意識は薄めで、契約後はもう次の仕事へマインドを向けて淡々と仕事をこなす感じでしたね。

関西 → 決まるまで時間がかかるが、契約後の関係は濃い

関西では、契約に至るまでに「人間関係をしっかり作る」ことが重要視されます。

✔ 「ほんまにこの人に任せて大丈夫か?」と慎重に判断される

✔ 商談の場でのやりとり(ユーモアや対応力)が大きく影響

✔ 一度契約すれば、長く付き合う傾向が強い

お客様の判断基準が関東とは全く違う感覚のため、契約まで時間がかかることもよくあります。

しかし、長い時間をかけて築いた関係は、自然と長期的な付き合いになりやすいのが特徴です。

ひでよし
ひでよし

一度大口の顧客担当に気に入らられば、後はゴリゴリ営業しなくても勝手に受注が入るような環境も作ることが可能になります。

関東と関西の営業、どちらがやりやすい?

「効率的に仕事を進めたい」なら関東型営業

→ 無駄なく論理的に提案し、スピーディーに契約を決めるスタイルが向いている人は断然関東の方が合っていますね。

「人間関係を大切にしながら営業したい」なら関西型営業

→ 雑談を交えて信頼関係を築き、長期的な取引につなげるのが得意な人には関西での営業マンが向いていると言えます。

もちろん、どちらの営業スタイルが正解というわけではなく、関東と関西の文化に合わせて対応できる営業マンが最強です。

ひでよし
ひでよし

僕は関西出身ですが、性格的な部分や経験を踏まえると個人的には関東での営業スタイルが合っている感覚はあります。

ですが、関西でも全然やれてるって感じだったので、どっちって決めつけずにどっちもやってみて自分に合う方を模索するのが面白かったりしますよ。

まとめ:関東と関西の営業マンの違い

✅関東の営業マン → 「論理的でスマート」「要件を簡潔に伝える」

☑️関西の営業マン → 「フレンドリーでノリがいい」「雑談から信頼を築く」

✅関東は「数字と根拠重視」

☑️関西は「人間関係と駆け引き重視」

✅関東は「契約後はビジネスライク」

☑️関西は「契約後も深い付き合い」

営業で成果を出すには、相手の文化や価値観に合わせたスタイルを使い分けることが重要です。

ひでよし
ひでよし

「郷に入っては郷に従え」とはまさにこの事かもしれませんね。

関東と関西、それぞれの違いを理解しながら「相手にとって最適な営業スタイル」を選べるようになると、営業の成果もグッと上がるし、何より営業の仕事が楽しいものになると思います。

また以下の記事では、新規開拓とルート営業の違いややりがいについてどちらも経験した筆者がまとめています。ぜひ併せて読んでみてください。

今回は以上です。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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