営業会社って内情どんな感じなの?
即決営業って難しいの?
これから即決営業に挑戦しようと考えている方に、僕の即決営業会社での体験談をお届けしようと思います。
この経験から、即決営業の難易度は営業のトップに君臨すると感じています。
僕は法人、飛び込み・ルートのあらゆる経験をしてきましたが、即決営業ほど難しいものはなく、メンタルの消耗も他を寄せ付けないレベルにありました。
そんな体験をこの記事では共有して、これからの判断材料にしてもらえると幸いです。
✔️この記事でわかること
- 即決営業会社のリアルな日常
- 即決営業の難易度がバカ高い3つの理由
- 営業マンのレベルがはっきりするのが即決営業
✅この記事を書いてる人
名前:ひでよし 転職4回
即決営業会社でメンタル崩壊しかけた過去
僕には即決営業無理でした…
即決営業会社のリアル…メンタル崩壊しかけた体験談《存在価値ある?》
即決営業会社のリアルな日常
ノルマ命の戦場
僕が所属していた即決営業会社は、とにかくノルマ命、数字が全てでした。
毎日課せられたノルマの数字を達成するために、テレアポ、訪問営業を繰り返し契約を取るために走り回ります。
時には同僚と顧客の取り合いになりバチバチのケンカになることも。
それだけ全員が1日1日を気合と根性で戦う光景は、戦場そのものでした。
毎日、朝と昼と夜にミーティングがあり、そこでノルマの進捗状況を報告させられます。
ここでの進捗具合で、周囲からの視線や対応があからさまに変わるのがまた痺れましたよね。笑
次項で詳しく解説していきます。
即決できるヤツは神、できなきゃゴミ
即決契約してノルマを達成する人間は神のように称賛され、数字を持ってこれないヤツは本当にゴミ扱い。
ノルマを達成していたら、
素晴らしい!
みんな〇〇を見習えよ!
ここに答えがあるぞ!
と全方位から称賛されて拍手喝采で褒め称えられます。
その一方で、数字を達成できないと、
マジで何やってんの?
やる気あんの?
数字できないのに何のために存在してんのお前?
上司や周囲からこのように冷や飯食わされるレベルで冷遇されます。
しかも、ノルマは1ヶ月単位でリセットさせるので、先月達成して称賛されていた人が今月は未達でゴミ扱いされるとかザラにある世界です。
ここまで来ると逆に清々しくさえなります。
よくある会社のしょーもない派閥争いやルール、面倒な人間関係とかほとんど関係ありません。
結果を出すか出さないかのみを追求し、全員に平等にチャンスがある環境は、世界中で人気を博した「イカゲーム」に近いものがありましたね。
契約が取れないと流石に〇されませんが、それに近い扱いを受けますからw
2時間で夢を見せろ!
即決営業会社で言われていたのは、
2時間でお客様に夢を見せろ!
ということ。
即決営業は、お客様に検討する時間を与えてはいけないというルールがありました。
もちろん、これは時間を与えず騙し討ちのような悪い意味ではありません。
初対面での約2時間の話だけでお客様に商品やサービスの良さと買うべき理由を納得してもらい「欲しい」と言ってもらわなければいけません。
これがかなりの難易度で、簡単ではありません。
よくある商品やサービスのカタログを説明するだけマンがやってる営業方法では100%契約は取れませんからね。
それだと確実にお客様から、「で?」と言われて場が凍りつく空気で終了です。
「2時間で夢を見せろ」は本質をついた即決営業の全てと言っても過言でないです。
では、次項で即決営業がなぜそこまで難易度が高いのかについて解説していきます。
即決営業の難易度がバカ高い3つの理由
商談相手は常に決裁者
即決営業ってその場で契約印をもらわなければ成立しません。
アポイントを取って、訪問して商談してその場で契約書にサインをもらうわけです。
そうなると、商談相手は必然的に決裁者になります。
受付の事務員の方と商談しても契約書にサインできないですからね。
決裁者=会社の代表(社長)や役員など会社の中でもお金の権限を持った重鎮の場合がほとんどです。
このゾーンの人達を相手に商品やサービスを理解して納得してもらうのは簡単ではありません。
知識、スキル、経験、どれを取っても一流だからこそ会社での権限を持つ役職に就いているわけです。
適当な営業トークでは全く相手にしてもらえませんからね。。
全ての疑問をその場でクリアする対応力
決裁者、重役ほど「なぜ?」というような質問が多かった印象です。
会社としてお金を払って利用する以上、不利益があってはいけないので当然ですよね。
全ての疑問を質問として投げかけられます。
例えば、
- このサービスでのデメリットは?
- サービスを使うことでうちにどんなメリットがあるの?
- これで売上上がるの?
- これまでクレームになった問題教えて
- 競合他社と比べておたくはどうなの?
- 金額は妥当なの?
- もう少し安くならないの?
- 契約期間は適正か?
- 成果が出なかったらどうしてくれるの?
などなど、商談の場でこれでもかと、様々な疑問や質問が飛んできます。
そこで、全ての疑問に対して自信満々で即答できなければ契約は取れません。
さらにその上で、次項で解説するスキルが無ければ即決営業では数字が取れない営業マンになってしまいます。
検討させないクロージング力
お客様の全ての疑問や質問をクリアにしただけでは、契約までもう一押し足りません。
多くのお客様は自分の疑問がクリアになっても「一旦検討しようかな」となります。
なぜなら、「万が一自分の判断が間違っていたらどうしよう」という恐怖が一瞬頭をよぎるからです。
〇〇さんに一応相談しようかな
一度寝かせて考え変わらなければ契約しよう
などと、不満はないけど一応確認や相談します的な流れになることが多いです。
なので、ここで必要不可欠なスキルがクロージング力ですね。
「今ここで決めてもらえたら特典として〇〇をプレゼントしています」
とか、
「今日契約してもらえたら3ヶ月間の無料期間進呈中です」
など、お得な要素を盛り込みながら、お客様の買う気持ちを「今買わないといけない」まで持っていくのが即決営業マンです。
ここで、
「お客様がそうおっしゃるなら回答は来週で結構です…」
なんて言っていたらほぼ失注になるでしょう。
「鉄は熱いうちに打て」とはよく言ったもので、人の気持ちって驚くほど熱しやすく冷めやすいですからね。
ここだ!というポイントを感じ取って検討させない流れでお客様から契約をもらう人だけが即決営業マンとして結果を出すことができます。
なかなかハードル高く感じますよね。
営業マンのレベルがはっきりするのが即決営業
売れる人と売れない人の差が露骨に出る
知識、スキル、対応力、度胸、これら全てが揃った営業マンが安定した契約を取ることができます。
一方で、契約取れない営業マンはどれだけ必死に頑張っても即決できない世界です。
なぜなら、知識量やトーク力では誰にも負けなかったとしても、臨機応変な対応力や最後の一押しとなる度胸を待ち合わせていないと契約がもらえないからです。
臨機応変力と度胸って、そう簡単に身につく部分ではありません。
コツコツと場数を増やし、経験を積むことでしか成長していきません。
経験しながら場数を踏むにはかなり過酷なため、多くの営業マンは途中で耐えられなくなり脱落していきます。
知識やトーク力は勉強や練習で鍛えられても、臨機応変や度胸だけは場数をこなすしかありません。
最初から臨機応変力と度胸を併せ持った強者が、結果を出すことができる世界なんだと僕は実際に経験して痛感しています。
少しずつでも営業マンとしての能力を上げていきたい方に、営業マン専用の転職エージェントを紹介します。
営業会社と一言で言っても、その手法は様々で、法人向け、個人向け、新規開拓やルート営業など会社の商材によって選択肢はたくさんあります。
安易に選ぶ商材や営業手法を間違えると、経験を積み上げる貴重な時間をドブに捨てるような無駄な時間になってしまいます。
営業職に特化したエージェントだからこそ、あなたに向いている営業手法や今挑戦すべき企業を提案してくれます。
以下の記事で営業職に特化した専門エージェントを詳しく解説しています。
絶対に間違えない転職にするためにも、専門性の高いエージェントに相談してみてください。
まとめ
僕はこれまで即決営業を含めて、新規開拓、ルート営業、法人とあらゆる営業手法を経験してきました。
その上で即決営業ほど営業マンとして資質を問われるものはなく、結果を出せるのはある意味「選ばれ者」ではないかと思うくらいです。
その分、結果を出した際のリターンは大きく、インセンティブで毎月の給料3桁の先輩が実際にいましたから。
夢がある分、ハードルもないのが即決営業であり、挑戦のし甲斐はあるかなと思います。
仕事なんて何でもやってみないと分からないので、気になっているなら「やらない後悔より、やって後悔」の方が間違いなく人生は充実していくはずです。
以下の記事では、新規開拓とルート営業の違いについて深掘りしています。
ぜひ併せて読んでみてください。
今回は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました!