飛び込み営業って怖そうだけど実際どうなの?
怒られたりしたらメンタル持たないよ…
営業手法の一つとしてスタンダードになっている「飛び込み営業」。
飛び込みって「アポなしでいきなり訪問して商品を買ってもらう」というイメージがあるかもしれません。
飛び込みは個人宅はもちろん、会社(法人)へ飛び込むこともあります。
個人、法人どちらも経験した筆者が「飛び込み営業」の怖さとやりがいについて解説します。
これから飛び込もうとしている営業マン、飛び込み営業にチャレンジしてみようか考え中の方へ参考になれば。
✔️この記事でわかること
- 飛び込み営業の怖さとやりがい
- 飛び込みはキツい。だが確実に営業力はアップする
✅この記事を書いてる人
名前:ひでよし 営業歴12年
人見知りアラフォー営業マン
飛び込み営業ってどうなの?営業歴12年の筆者が怖さとやりがいを解説
飛び込み営業の怖さとやりがい
どれだけやっても門前払いで話すら聞いてもらえない恐怖
飛び込み営業で最も怖いのは「門前払い」を受け続けることです。
会社(法人)の場合、一旦受付を通すにしても、自分が何者でお客様にとってどんなメリットのある話を持ってきているかを的確に説明しなければ全く取り合ってくれませんからね。
個人宅だとさらにハードルが上がります。
平日の昼間に飛び込みしても、ほとんどがインターホン越しに門前払いか居留守を使われて話すらさせてもらえません。
そんな状況が続くと、
- 会社に報告するネタがない
- どれだけ数をこなしても全く成果が残らない
- 門前払い続きでメンタルが消耗していく
このように少しずつ追い詰められていく感覚になっていきます。
これってジワジワと自分の心が不安定になっていく怖さがありますね。
いきなりめちゃくちゃ話を聞いてくれる人は逆に怖い
飛び込み営業をしていると、初対面でもめちゃくちゃ愛想もよく丁寧に話を聞いてくれる人に遭遇したりします。
「これってチャンスじゃね?」と思うのはちょい待ちです。
僕の経験から言えるのは、飛び込みでめちゃくちゃ丁寧に話を聞いてくれる人は逆に怖いです。
なぜなら世の中のサラリーマンや主婦の方をはじめとして、基本みんなめちゃくちゃ忙しいんですよ。
にも関わらずアポイントもなくいきなり話を丁寧に聞いてくれる人は、会社でも自宅にも居場所がない「超暇な人」の可能性があります。
超暇な人は、とにかく人と話したがっているだけで、お客様になってくれる人ではありません。
こちらの話はほとんど聞かずに自分の話を延々としてきます。
こちらから飛び込んだ以上「ダラダラ話している暇はないので失礼します」とも言いづらいですからね。
これで何時間とか拘束される可能性があるので、いきなりめちゃくちゃ丁寧に対応してくれる人は怖いです。
泥臭さを評価してくれるお客様は一定数存在する
時々お客様から
「今どき飛び込み営業やってるの⁈」
と驚かれたりします。
しかし、逆に今の時代だからこそ飛び込み営業のような泥臭い仕事をしていることが、
「面白い」
「よくやってるよね」
「気持ちは伝わるよ」
というように評価してくださるお客様って一定数存在します。
契約してくれるかは営業次第ですが、こうやって泥臭く駆け回っている姿に好感を持ってくれるお客様に出会えるとモチベーション維持に繋がることは間違いありません。
やり続けるといつか神客に出会い、やりがいを感じてしまう
門前払いされ、成果も上がらず、全く見込みのないお客様に時間だけを献上し辞めたくなる瞬間など何回あったか数えきれません。
しかしそれでも辞めずに続けていくと、どこかで必ず神客に出会います。
神客とは、
「ちょうどその商品(サービス)を検討しているとこだったよ」
「こちらから問合せようとホームページ見て調べてたからタイミングいいね」
など営業マンからすれば至れり尽くせりの状況にあるお客様に出会えます。
ここから契約をいただき、お客様との繋がり継続的にお付き合いする関係性へと発展させていく事ができますね。
飛び込み営業で全く繋がりゼロの状態から継続的に取引をさせてもらえる契約まで持って行く経験をすれば、やりがいを感じるのは当たり前です。
お客様から信頼をいただいて契約をいただく。
そしてその後も継続的にWin-Winの関係を作り上げるのが営業マンの醍醐味ですからね。
飛び込みはキツい。だが確実に営業力はアップする
臨機応変な対応力が鍛えられる
飛び込み営業は不確定要素の多い場面が非常に多いです。
- 話を聞いてもらえるのか→受付を突破する営業トーク
- 誰が出てくるのか?→出てくる役職によって話題を変える
- 話を聞いてくれたのはキーマンか→自社の商品やサービスに関係ある部署の方か
- 競合他社との距離感はどうか→初対面でどこまで深掘りできるか判断
決まったお客様の所は事前に準備した資料などを説明しに行くルート営業と違い、飛び込み営業はその場で臨機応変に対応することが求められます。
これらを何度も経験しているうちに、自然とシチュエーションに合わせた対応ができるようになりますからね。
これって営業をする上でかなり大きな武器になります。
飛び込み以外の営業活動が楽に感じるようになる
ここまで飛び込み営業の良し悪しを解説してきました。
結論、飛び込み営業を経験したら「飛び込み以外の営業がめちゃくちゃ楽に感じる」ようになります。
もちろんルート営業にはルート営業の大変さは別にありますが、一度飛び込みを経験したというメンタルの強化に加え、臨機応変対応の引き出しが増えているので、ちょっとやそっとの事では動じなくなります。
この動じない姿勢って結構お客様見てますからね。
すぐにあたふた焦ってしまう営業マンはどこか頼りなく見えてしまい、信頼を得にくいです。
「何かありましたらこの〇〇を頼ってください」と自信を持って言える営業マンが売れますから。
そのためのメンタル強化、引き出しの数、動じない姿勢など営業マンとして手に入れたいスキルが飛び込み営業で身に付くことは間違いありません。
一度飛び込み営業チャレンジしてみようかな。
と考える方は、営業に特化した転職エージェントで理想の営業職を探してみてください。
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営業会社の中にはとんでもないブラック企業も結構ありますからね。
また以下の記事では、営業マンが悩みがちな有形商材と無形商材について深掘りしています。
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今回は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました!