こんにちは。人見知り営業マンひでよしです。
僕は社会人生活で約12年間、営業マンをしています。
商品は無形商材、有形商材、法人営業、個人営業と一通り経験してきました。
そんな中、営業マンを長く続ければ続けるほど色んな悩みって出てくるものです。
この記事では、営業歴12年の僕が思う悩み5選をまとめました。
今営業の仕事をしている人、これから挑戦してみようと思っている人の参考になれば嬉しいです。
✔️この記事でわかること
- 「営業マン苦悩あるある」5選
- 営業が辛くて苦しいと感じている人へ
✅この記事を書いてる人
名前:ひでよし
営業歴12年の人見知りアラフォー営業マン
【営業マンの切実な悩み】営業12年やって分かった苦悩まとめ5選
「営業マン苦悩あるある」5選
常に数字(ノルマ)との戦い |
営業活動やテレアポなど初対面の対人シチュエーションが多く消耗しがち |
お金の折衝など精神的に負担のかかる交渉場面で消耗しがち |
社内外のクレーム対応 |
社内他部署との連携や調整など人間関係の範囲が広すぎて消耗しがち |
①常に数字(ノルマ)との戦い
営業って会社の売り上げに直結する部門ですよね。
営業が仕事を取ってこないと会社の売り上げにならない。
この仕組み上、営業マンは常にノルマとの戦いを強いられます。
毎年、毎月、毎日、設定された予算(目標)達成に向けて営業活動するのはぶっちゃけ精神的なタフさがないとかなりしんどいですよ。
数字が積み上がっていないと
- 「契約が足りていない…」
- 「このままだと未達に終わる…」
- 「給料上がらない…」
- 「上司や同僚からの目も気になる…」
などネガティヴな思考が頭をよぎるようになり、精神的に消耗してしまう場面がかなり多くなりますね。
②営業活動やテレアポなど初対面の対人シチュエーションが多く消耗しがち
営業マンは基本的に初対面の人との対人シチュエーションが多い仕事です。
- 全く知らない人に電話してアポイントを取らなければいけない
- 飛び込みで自分を全く知らない人にPRしないといけない
- 一度面識が出来たら離れないようにフォローし続けなければいけない
- 超苦手な人でも担当だから笑顔で対応し続けなければいけない
営業マンの仕事は対人なので、上記のような場面ばかりになります。
特にいきなり電話や苦手な人への対応で精神がかなり擦り減る感覚はあります。
どんな業界の営業でも同じですが、お客様がいつでもこちらの話を快く聞いてくれることなんてほとんどありませんからね。
ここで心が折れて営業を辞めていった人達をたくさん見てきました。
③お金の折衝など精神的に負担のかかる交渉場面で消耗しがち
色んな仕事の中でもトップクラスに「しんどい」と僕が自負しているのが「お金の折衝、交渉」です。
お金の折衝や交渉は営業マン同士の最終決戦的な位置付けで、ちょっとでも弱み(数字の根拠やサービスのほころび)が出れば値引きだったり価格交渉で不利になりますからね。
営業マンは少しでも高く自社のサービスや商品をお客様へ売るのが仕事なので、お金の場面が一番準備が必要になるし、失敗した時の責任問題、ダメージも大きいので精神を擦り減らすことになります。
営業マンをしている限り逃げられない大仕事です。これは間違いなく悩み・苦悩あるあるですね。
④社内外のクレーム対応
このサービス、商品が思っていたのと全然違うので解約したいんですけど!
「例のプロジェクトの進捗大幅に遅れてる件、どうしてくれるんですか!」
など個人、法人関係なくお客様からのクレームだったり、
「あの問題は担当営業マンに確認して調整させて処理させろ」
こんな感じで営業マンは社内外どこを見渡しても、とりあえずクレームの窓口になり矢面に立たされがちです。
特に苦悩するのが、社内の人からもクレームの面倒ごとを押し付けられがちになる点ですね。
他部署からも「クレーム処理は営業だろ」感を出されて協力的ではない対応をされた時はかなり疲れます。
クレームの内容にもよりますが、問題が起きたら基本的に会社で解決していくモンだと思うんですよ。
でも基本的にみんな面倒ごとには関わりたくないので適当な理由をつけて営業に押し付けようとする人が多いのが営業マン悩みあるあるの一つです。
⑤社内他部署との連携や調整など人間関係の範囲が広すぎて消耗しがち
クレームの流れから連動している問題ですが、営業は社内のあらゆる部署と常に連携を取りながら社内調整に追われる日々を過ごしています。
会社によってはここの作業や調整に時間を奪われすぎて本来の「商品を売る」仕事に時間を割けないまでありますからね。
プロジェクトや抱える仕事が多ければ多いほどあらゆる場面で死ぬほど社内調整が出てきますから。
日本企業は社内調整、根回し、上司を立てる(太鼓持ち)が出世する構造になっているので、ここが強い人がほぼほぼ出世していきますね。
なので、円滑なコミュ力と鋼のメンタル、マルチタスクに自信がない人は出世どころか営業を継続していくのもしんどいはず。
単にお客様とのやり取りにやりがいを感じて営業が好きでも、社内調整や根回しが無理で辞めていく人もかなりの数いますよね。
営業が辛くて苦しいと感じている人へ
真面目に頑張ったら負け
営業を12年やってきて一番声を大にして言いたいのが「真面目に頑張ったら負け」です。
これは別に仕事をサボっていいわけでも適当にやればいいわけでもありません。
- 数字が未達でもクビにならないし命まで取られない
- お客様から嫌われても最悪担当が変わるだけ
- 交渉に失敗しても最終的な責任は上司
- クレームは会社の問題なので第三者目線でOK
- 調整や根回しは得意な人だけやればいい
真面目に全てをちゃんとやろうとするのは、ぶっちゃけ無理ですよ。
よほど能力の高いスーパー営業マンか、プライベートを全て会社の仕事に捧げる人生にしないとこれらを捌くのは不可能です。
あまり深く考えずに自分のできる範囲でコツコツやれればいいんじゃないかなと思います。
どうしても出世したい人は、特に⑤の項目に全振りして他人の成果も横取りするくらいの気概で仕事してみてください。
そうじゃないなら、ほどほどに頑張り過ぎず仕事に向き合うのが営業マンとしての生き抜き方です。
営業にも色んな形がある事を知って視野を広げる
冒頭から営業マンの悩みあるあるを5つ紹介してきましたが、営業と一言で言っても売る商品は様々ですよね。
有形商品 | 「カタチあるもの」「手に触れる事が出来る商品」 | 車、医薬品など |
無形商品 | カタチのない商品やサービス | コンサル、広告、保険など |
法人営業 | 企業や団体 | 企業担当者や中小企業の社長など |
個人営業 | 個人 | ー |
今の営業仕事がしんどかったり苦痛に感じてしまう場合、営業の種類が合っていない可能性があります。
自分に合っていない商材だったり、個人より法人営業の方が向いている可能性だってあります。
営業マンを続けていくメリットは、一度営業マンとしてのスキル(提案力、傾聴力、プレゼン力)を身に付けてしまえば、どんな商品だろうと売れるようになれます。
そうなるとどんな会社に行っても売る商品が違うだけで「売り方」が分かるので結果を出し続けられるようになります。
他の営業を見渡して情報を得ることで、今やっている仕事の向き不向き、やってみたい営業の仕事が見つかるかもしれません。
一度見てみるだけでもいい機会になると思います。
以下の記事で、20代若手営業マン向けの営業職に特化した転職エージェントを紹介しています。
絶対に失敗したくない人だけ読んでみてください。
今回は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました!