年間休日が60日に届かない…って違法じゃないの?
もっと休み欲しい場合どうすればいいの?
年間休日60日以下ってどんだけ休み少ないの?って感じですよね。
一般的には120日前後になることが多い年間休日ですが、
筆者は過去に年間60日以下の環境で働いていたことがあります。
建設業の施工管理をしていた時代なので、同じ業界の人なら共感してもらえるかもしれません。
当時はがむしゃらに働いて考えもしませんでしたが、「そもそも60日以下って違法じゃないの?」という疑問が今になって湧いてきました。遅すぎですが。笑
この記事では年間休日の下限値を調べつつ、過去の過酷な労働環境を思い出しながら紹介したいと思います。
結論、60日以下の会社を転職して脱出してからは、年間休日120日以上ある会社でしか働いていません。
それがどれだけ過酷な事かが伝われば幸いです。
✔️この記事でわかること
- 年間休日60日以下の労働環境
- 60日以下は違法?
- 転職で人生が激変した体験談
✅この記事を書いてる人
名前:ひでよし 転職4回
社員5人の鬼ブラック企業(年間休日60日)からプライム上場企業(年間休日125日)へ転職した経験
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年間休日60日以下の働き方ってどんな感じ?心身が持たずに脱出した体験談
年間休日60日以下の労働環境
週一休みがデフォルト
僕の経験からいくと、休みは日曜のみ、一年中週一のみの生活でした。
これをトータル5年間耐え抜いたのは自分でもよく頑張ったなと。
土曜はもちろん全て仕事で、たまにある祝日も100%全て仕事。
最悪、唯一の休みである日曜も仕事になることも年に何度かあるような環境でした。
この環境で5年働いていましたが、マジで3連休って記憶になく2連休があるだけで泣きそうになるレベルで嬉しくなっちゃう感覚になってました。
基本的に月の休みは4日なので、12ヶ月で考えると年間休日48日ということになります。
ここにGWやお盆、年末年始の時期に1日か2日程度休みがあるかどうかという感じでした。
これが60日以下の働き方です。
GW、お盆、年末年始は不確定
サラリーマンの休日ビッグイベントであるGW、お盆、年末年始はいつも直前にならないとどうなるか分からないという感じでしたね。。
一族経営のオーナー企業で、社長の鶴の一声でどうにでもなってしまう世界だったので、休みになるかどうかはギリギリにならないと分かりません。
マジで今考えると狂ってますよね。。
ちなみに一族経営のヤバさについては以下の記事で深掘りしています。
関連:【体験談】オーナー企業や同族企業はヤバい?ヤバい企業の特徴5選
まさに当時の僕は「社畜、下僕、兵隊、会社の犬」この辺りのワードがピッタリ似合う働き方をしていたと思います。
しかも年収300万円に届くかどうかみたいな地獄のような環境でした。
あのまま同じ会社で働き続けていたら、「時間ない、貯金ない、将来ない」のないない尽くしだった事は間違いありません。
年間休日60日以下は違法?
そもそも年間休日60日以下ってめっちゃ違法じゃないの?
という疑問が湧き上がってきますよね。
世間一般の平均休日数
厚生労働省の就労条件総合調査によると、会社員が年間に取得している休日数の平均は113.7日という調査結果があります。
またこの調査で、
- 金融業
- 保険業
- 情報通信業
- 電気ガス・熱供給
- 水道業
- 学術研究・専門技術サービス業
- 製造業(メーカー)
これらの業種で年間の平均休日数が120日以上に達していたという結果になっています。
その一方で、
- 外食業
- 小売業
- サービス業
- 宿泊業
- 運輸業
- 建設業(←筆者が属していた業界)
これらの業界では年間の平均休日数が100日に満たないケースが多く、薄給で休みも少ないという過酷な労働環境になりやすい傾向にありました。
一般的な企業が労働基準法をもとに設定している年間休日の目安日数は120日程度となります。
単純にカレンダーを見ると1年間には「104日前後の土日」があり、さらに祝日が16日あるのでこれを合計すれば120日ということになります。
求人探しの時に年間休日120日以上という目安の内訳は、このようになっているので覚えておくと計算がしやすくなります。
ここにGWやお盆、年末年始休暇を設定している企業であれば、ホワイト企業と言われる領域である年間休日数125日以上となります。
ではここから「年間休日60日以下って法律で見た時に違法なのか?」についても深掘りしていきます。
実際は違法なの?
労働基準法の第35条には「使用者は、労働者に対して、毎週少なくとも1回、または4週間に4回の法定休日を与えなければならない」とあります。
これだけ見れば月に4日休みがあればOKとなるので、年間でいくと48日なので60日以下でも違法ではないという事になります。
60日以下でも違法じゃないってどんな法律だよ…
って思ってしまいますよね、、
しかし労働基準法32条では、労働時間の上限を1日8時間、週40時間までと定めています。
労働時間の上限が1日8時間、週40時間までだとどうなるの?
1日8時間の労働時間で換算すると、年間に働かせることのできる日数の上限は260日程度となります。
つまり、最低限必要な年間休日数は、365日-260日という計算により105日ということになるのです。
この2つの労働基準法を遵守すると、年間105日以下になる時点で労働基準法違反という事になります。
やはり60日以下って問題外だったってことですね…
本当に辞めてよかったなって思います。
転職で人生が激変した体験談
転職した瞬間に年間休日60日→125日で休みが多すぎと思った
年間休日60日以下で5年間働いていた僕は、転職してプライム上場企業に変わった瞬間125日です。
あまりの劇的な変化に体がついていかずに最初は「休みありすぎだろ…何をしたらいいんだ…」という意味不明な軽いパニックを起こしました。笑
それくらいの大きなインパクトがありました。
徐々に慣れてきてからはゆっくり寝たり、体を休めたり、好きな趣味の時間を楽しんだり、彼女とデートしたりと自由な時間があるって本当に素晴らしいことなんだなと。
しかも年間休日が多い会社ほど給料も良かったりするので、僕はこの転職で時間とお金の両方をゲットでき、無事に結婚することもできたし、貯金もできるようになりました。
この時、転職してよかったと心から感じたのを今でもはっきりと覚えています。
転職なら一撃で休日を倍にできる
僕の経験から断言できるのは、休日を増やしたいなら「休みの多い会社に所属する」以外に方法がありません。
その前に会社に休日を増やしてもらう交渉とかしないの?
会社に恐る恐る休日を増やして欲しいという交渉が本気で通ると思いますか?
結論、諦めた方がいいです。
そもそも年間100日を下回る会社においては、休日を軽く捉えている可能性がかなり高いので交渉するだけムダと思っていた方がいいかなと。
逆に言えば、仮にどれだけ仕事ができなくても会社の公休日に強制的に出社させられる事はありません。
そんな事をすれば休日出勤扱いになり、会社からすれば、余計なお金を従業員に支払わなければならないからです。
どの会社にも社内カレンダーってありますよね。
いかにこの社内ルールで「休みが多い会社に所属できるか?」が年間休日をたくさん得るための鉄則になります。
転職の際、求人票に年間休日ってマスト情報として載ってるので、休みの多い会社に絞って転職活動すれば間違いなく休みは倍になります。
転職エージェント選びが成功へのキーポイント
妥協しない自分が希望する企業に入るためには「自分に合った転職エージェント」を見つけなければいけません。
自分に合った転職エージェント?
とりあえず大手のエージェントでいいんじゃないの?
と思ってとりあえず大手エージェントに登録するパターンが多いですが、転職エージェントは全国に約26,000社もあると言われており、その中の担当者の数はもはや数え切れません。
その中から自分にマッチするエージェント(担当者)を探すのは至難の業、というか宝くじを当てるような作業になり、あまり現実的ではありません。
エージェントを3回利用した経験から言うと、求人数の多さも重要ですが、それ以上にエージェントとの相性が大事になります。
どうしてそんなにエージェントとの相性が大事なの?
覚悟を決めていざ転職エージェントに登録して面談しても、相性が合わないエージェントに当たってしまうと、
- 会話がギスギスして気まずい、会話が続かない
- 自分の希望をうまく伝えられない
- 会話が噛み合わず途中から相談したくなくなる
- やりとりが減って適当な求人しか来なくなる
など転職活動を円滑に進めるために利用したはずが、逆にストッパーのようになって進まないという本末転倒な状況になってしまいます。
そうならないために、確実に自分に合った転職エージェントとマッチングできる【転職エージェントナビ】というサービスがあります。
転職エージェントナビでは、登録・相談するだけで「あなたの性格やキャリアプランに合った」エージェントを紹介してくれるサービスになります。
ここで人のマッチングが上手くいかないと、会話が噛み合わず希望の条件や求人に辿り着けない可能性が出てきますからね。
「とりあえず大手の転職エージェントに登録すればいいか」
と何も考えずに登録して、
- 希望する求人が出てこない
- メールだけがガンガン届いて具体的なアクションが分からない
- エージェントとの相性が悪くてまた別のエージェントに登録しなおすハメになる
- エージェントが忙しく(抱える求職者が多いため)雑な対応を受ける
など、結果的に遠回りしてしまうことがよくあります。
僕も実際に大手のエージェントに登録したけど、担当者との相性が合わずに結局使うのを辞めてしまい、別のエージェントを探し直して時間を大きくロスした過去があります…
だったら最初から性格やキャリアプラン(希望の業界や条件に強い)に沿ったエージェントをピンポイントで紹介してもらう方が、効率も良く転職活動が進むので、時間の短縮に繋がりオススメです。
登録は30秒で完了します。
完全無料なのでエージェント選びの参考にしてみてください。
まとめ
休みはサラリーマンにとってめちゃくちゃ重要で必要な時間です。
会社都合に振り回されて、常に仕事に追われる日々って最終的に何も残らないと思います。
多少お金が増えたとしても、忙しくて時間が無かったり、少ない休みはとにかく寝てたいという疲労回復だけに時間を使う日々になったら人生間違いなくつまらないですよ。
まだ若く行動力があるうちに色んな場所へ行ったり体験したりするためにも、休日の確保はサラリーマンの必須項目です。
この機会に休日を増やして人生を豊かに充実したものへとシフトするキッカケにしてみてください。
以下の記事では、中小企業と上場企業のどちらも経験した筆者が両者の生涯年収について調査しました。同じ時間働いて衝撃的な格差を体感ください。
関連:11年分の差…中小企業と上場企業の生涯年収(手取り)は家一軒分という衝撃
ぜひ併せて読んでみてください。
今回は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました!