まともで優秀な人から辞めていくんだが…
このまま今の会社にいて大丈夫かな…
過去に4回転職し、延べ5社を経験して様々な会社を見てきた僕から言えるのは、「まともで優秀な人から辞めていく」という現象はどの会社でも少なからずあるということ。
しかも、まともで優秀な人から辞めていく理由が結構面白くて「待遇が良くない、給料が低い、休みが少ない」という理由よりも「社長や経営陣、同僚を見て」辞めていく人がほとんどでした。
会社を辞める理由ってほぼ給料か休みが少ないじゃないの?
意外と「お金でも時間でもない」これが意味する部分をこの記事では深掘りしていきます。
この記事で解説する「まともな人が辞めていく会社3つの特徴」にあなたの会社が当てはまるなら今後の対応を考えた方がいいかと思います。
今の会社に残るかどうかの判断基準についても解説していきます。
✔️この記事でわかること
- まともな人が辞めていく会社3つの特徴
- 会社に残るかどうか3つの判断基準
- 転職はギャンブルではない。誰にでも可能性がある話
✅この記事を書いてる人
名前:ひでよし 転職4回
社員5人のブラック企業からプライム上場企業へ転職
その後38歳で日本最大手グループ企業に転職
「本ページにはプロモーションが含まれています」
まともな人から辞めていく会社3つの特徴《会社に残るべき判断基準を解説》
まともな人が辞めていく会社3つの特徴
社長、経営陣に魅力がない
まともな人が辞めていく理由で、実際に僕が見てきた中で一番多かったのは「社長、もしくは経営陣に魅力がない」ことによる退職です。
社長とか経営陣と関わる機会ってあんまりなくない?
なのになんで?
と思うかもしれませんが、これって結構理にかなっています。
なぜなら、社長、経営陣=会社のレベルになるから。
「社長や経営陣のレベルが低い」というのはどういう事かと言うと、
- 具体的なビジョンが見えない(見せられない)
- 部下への指示が曖昧(責任逃れ)
- 問題解決を下に丸投げ(根性論)
- パワハラやセクハラが日常的(昭和で止まってる)
これらが見えたら誰だって会社の将来に不安がよぎるに決まっていますよね。
まともで優秀な人ほど、冷静に社内の雰囲気や人を見ており、経営陣と従業員の立場を理解してこのまま働き続けるかどうかを分析しています。
これらの違和感にいち早く気付いた人が、サクッと辞めていってしまいます。
社内派閥や社内営業が重視される
社内の面倒でややこしい社内派閥問題も、まともな人が辞めていく原因になりますね。
「〇〇役員から嫌われたら出世はないぞ」
「〇〇部長に気に入られないとすぐに地方に飛ばされちゃうから気をつけてね」
「今後役員になるのは〇〇さんだから今のうちに仲良くなっておかないとお前に未来はないぞ」
などなど、僕はこれらを全て体験しました。
色んなパターンはあれど、どれも仕事の成果とは関係ない部分での面倒ごとが溢れているような職場です。
仕事の成果よりも社内営業をいかに上手く立ち回れるかによって、本人の評価や待遇が決まってしまう側面はどの会社にも少なからず存在すると思います。
しかしあまりにその色が濃いと、まともで優秀な人ほど全てが茶番に見えてしまい「付き合ってられんな」となる傾向にありますね。
当然、このような会社では仕事は出来ないのに社内営業だけでのし上がった上司が溢れています。
そのおかげで、下はイライラ &ストレスを抱えることになり、優秀な人から順番に退職者が止まらない現象が起きてしまうんです。
人の悪口や噂話が多く陰湿な雰囲気が漂っている
まともな人が辞めていく会社として、人の悪口や噂話をやたらと見聞きする場面が多いのもよくある特徴です。
人の悪口やどうでもいい噂話に熱心な人が集まる組織は、常に陰湿な重苦しい雰囲気が漂っていて、まともな感覚を持つ人なら「息苦しい…」と感じてしまうでしょう。
だって人の悪口って聞いていて気持ちよくないですし、自分のいない所では自分の悪口言われてるんじゃないの…?と人間不信になりそうですからね。
このような組織では、表面上はみんか仲良く見えても内心は「誰も信じられない…本音で話せないよ」とどんどん人間不信が加速していきます。
このような環境でも全く気にならない人ならやっていけるかもしれませんが、まともな感覚を持つ人は息苦しくて、自分がどんどん嫌な人間になっていってしまう感覚が耐えられなくなるはずです。
会社に残るかどうかの3つの判断基準
尊敬できる上司や先輩がいるか
不信感が出てきて会社に残るか迷った時は、社内に1人でも尊敬できる上司や先輩がいるかどうかを1つの基準にしてみてください。
その人が社内でどういう立ち回りをしているのかを観察して、今後自分がどうしていけばいいのかを考えるお手本になるからです。
仮に尊敬する人が辞めようと考えていたら「それが答え」ですし、逆に頑張っているなら何をモチベーションに頑張っているのかを聞いてみるのもいいかもしれません。
もし、社内に「この人のようになりたい」と思える人が1人もいない上に身につけたいスキルがないなら早めに辞めて次の職場を探しましょう。
今の環境であなたの成長は確実にありません。
俺がオンリーワンの存在になって周りから尊敬される人間になる!
と意気込んでも、どんな仕事も確立された会社においてオンリーワンの存在はありえません。
会社で成長するには、近くに学びたくなる尊敬できる人が必ず必要です。
理不尽な扱いや陰湿な空気に耐えるだけの高給や労働環境があるか
社長や経営陣に落胆し、悪口や噂話にウンザリしても、それに耐えるだけの価値がある労働環境があるなら考えてもいいかもしれません。
例えば、
- 30歳で年収700万円以上
- 年間休日128日以上
- 充実した福利厚生
- 月間残業時間10時間以下
など、働く環境としては悪くないと思えるなら割り切って無心で継続する戦略としてはアリかなと。
とはいえ、労働環境のいい職場ほど陰湿で意地悪な人が少なく、優秀で心に余裕のある人が多い印象があるだけに、何とも皮肉なもんだなと思います。
出世して会社を変えられる可能性が見えるか
自分が偉くなって会社のあれこれを変えられる可能性があるのなら、残る選択肢もあっていいかもしれません。
ルールに従う側からルールを作る側に回れば、あなたの思う働きやすい環境に変えていく事ができるかもしれません。
しかし、世の中にはどうする事も出来ない場合もあります。
例えば、
- 一族経営のオーナー企業
- 学閥ルート確定の大企業
などは、入社後にどれだけ頑張ってもどうにもならない世界も存在しているという事実があることも知っておかなければいけません。
一族経営のオーナー企業では、経営陣に必ず一族がいるので基本的に意見は通らないと思っておいて間違いありません。
外様の意見を柔軟に取り入れて変わっていけるオーナー企業は存在するのか…あるなら見てみたいくらいです。
また、学閥重視の大企業もまず変えられないでしょう。
基本東大や京大の高学歴マンしか出世コースに入れなかったり、学歴により意見しても全く誰も聞いてすらくれない世界観です。
ここを間違えると一生無理な事に労力を割くことになってしまいます。
会社に未来を感じない、うんざりしたら「転職」は有効な手段
転職によって労働環境を180度変えられる
現状維持はこれ以上悪くなることはないけど、良くなることが100%ないことが確定してしまいますよね。
このまま我慢し続ける人生もありかもしれません。
経営陣が無能で将来が不安でも今は大丈夫だし
社内営業だけでのし上がった無能上司にこき使われても我慢できるし
20年後自分が出世できるか不透明でも給料もらえるだけありがたいし
現状維持さえすれば少ないながらも毎月の給料は保証されているし、ある程度覚えた仕事で淡々とやっていけば大きな失敗もないかもしれません。
この考えなら無理して転職する必要は全くありません。
しかし僕の経験上、どれか一つでも当てはまったら数年後どこかのタイミングでうんざりして「もう我慢の限界だわ…」となる確率が高いと思います。
その時になって行動するのもいいですが、転職はご存知の通り少しでも年齢が若い人ほど有利なことは間違いありません。
次項で僕が転職によって人生が劇的に変化した体験談を解説していきます。
Fラン無資格者でもプライム上場企業に入って劇的に生活が楽になった
よく転職と聞くと、
「失敗したくない…」
「今より悪くなったら終わりだ…」
「受かる気がしない…」
「現状維持が安心でしょ」
など色々見聞きしますが、
これまで4回転職してきた身としては、現状維持の方がよっぽど危険な賭けじゃないかなと思います。
今の職場環境に満足していて、1ミリも転職すら考えたことがない人なら現状維持が正解です。
僕が言っているのは、不満や不安で毎日愚痴や文句を言いながら全く行動しようとせず、我慢の現状維持を貫こうとしている人が問題じゃないかなと。
転職はあくまで働く環境を良くしていくための手段であって、一発逆転のギャンブルではありません。
しっかりリサーチして準備して臨めば、誰にでも確実に働く環境を改善する事は可能です。
実際に僕は、学歴なし、資格もなしで社員5人の弱小ブラック企業から社員1,000人規模のプライム上場企業に転職しました。
たった2回の面接だけで、労働環境は以下のように劇的に変わりましたから。
年収 | 年間休日 | 月残業時間 | 有給取得 | |
転職前 | 300万円 | 60〜70日 | 100〜120時間 | 0日 |
転職後 | 450万円 | 125日 | 20時間以下 | 20日 |
一瞬にして労働環境の全てが改善された時に、転職して本当に良かったと感じました。
その後プライム上場企業で年収が上がり続けMAX700万円に到達しましたから。
チャンスはいくらでも落ちているのに、何となくできない理由を考えて動かずにいると、あっという間に転職難易度MAXの取り返しのつかない年齢になってしまいます。
僕は38歳でも転職しましたが、20代の転職時とは比べ物にならないほど苦労しましたからね。
今、この記事をここまで読んでくださったあなたは「転職」という手段を使って働く環境を変えていくタイミングに来ていると思います。
転職を成功させるために必須になるのが転職エージェントの選び方です。
自分に合う転職エージェントを見つける方法
自分が希望する条件の企業に入るためにはまず求人をたくさん見るのではなく「自分に合った転職エージェント」を見つけなければいけません。
自分に合った転職エージェント?
とりあえず大手のエージェントでいいんじゃないの?
と思ってとりあえず大手エージェントに登録する人が多いですが、転職エージェントは全国に約26,000社もあると言われており、その中の担当者の数はもはや数え切れません。
その中から自分にマッチするエージェント(担当者)を探すのは至難の業、というか宝くじを当てるような作業になり、あまり現実的ではありません。
エージェントを3回利用した経験から言うと、求人数の多さも重要ですが、それ以上にエージェントとの相性が大事になります。
どうしてそんなにエージェントとの相性が大事なの?
覚悟を決めていざ転職エージェントに登録して面談しても、相性が合わないエージェントに当たってしまうと、
- 会話がギスギスして気まずい、会話が続かない
- 自分の希望をうまく伝えられない
- 会話が噛み合わず途中から相談したくなくなる
- やりとりが減って適当な求人しか来なくなる
など転職活動を円滑に進めるために利用したはずが、逆にストッパーのようになって進まないという本末転倒な状況になってしまいます。
そうならないために、確実に自分に合った転職エージェントとマッチングできる【転職エージェントナビ】というサービスがあります。
転職エージェントナビでは、登録・相談するだけで「あなたの性格やキャリアプランに合った」エージェントを紹介してくれるサービスになります。
ここで人のマッチングが上手くいかないと、会話が噛み合わず希望の条件や求人に辿り着けない可能性が出てきますからね。
「とりあえず大手の転職エージェントに登録すればいいか」
と何も考えずに登録して、
- 希望する求人が出てこない
- メールだけがガンガン届いて具体的なアクションが分からない
- エージェントとの相性が悪くてまた別のエージェントに登録しなおすハメになる
- エージェントが忙しく(抱える求職者が多いため)雑な対応を受ける
など、結果的に遠回りしてしまうことがよくあります。
僕も実際に大手のエージェントに登録したけど、担当者との相性が合わずに結局使うのを辞めてしまい、別のエージェントを探し直して時間を大きくロスした過去があります…
だったら最初から性格やキャリアプラン(希望の業界や条件に強い)に沿ったエージェントをピンポイントで紹介してもらう方が、効率も良く転職活動が進むので、時間の短縮に繋がりオススメです。
登録は30秒で完了します。
完全無料なのでエージェント選びの参考にしてみてください。
まとめ
会社って世の中に260万社以上存在しています。
今の会社で不満や不安を抱えながらも行動せずに我慢に我慢を重ねているのは、自分で自分の可能性に蓋をしてるように見えてもったいないなと思います。
少しだけ視野を広げるだけで、見えてくる景色がどんどん変わっていきます。
ずーっと変わらない安心する景色も大事ですが、仕事に関して現状維持ほど怖いものはないんじゃないかと思うのが僕の考えです。
ここまで読んでくれた時点で何かを変えたいと思っているはずです。
以下の記事では、よくある働き盛りの30代、40代がごっそり抜け落ちた会社の特徴について解説しています。
関連:30代・40代がいない会社って大丈夫?社員構成から分かる会社の特徴
ぜひ併せて読んでみてください。
今回は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました!