正社員で10年働いて手取り20万とか将来のビジョンが見えん…
正社員として毎日必死に仕事に打ち込んできたのに、30代になっても手取り20万の給与水準に絶望していないでしょうか?
正社員なのに給料が安すぎるのには明確な原因があります。
それは「あなたの頑張りが足りない」とか「努力不足」なんて事ではありません。
結論、【給与水準の高い会社に所属しているかどうか】だけの差になります。
この記事では、正社員で10年働いても安すぎる給料になってしまう原因と解決策について深掘りします。
✔️この記事でわかること
- 正社員で10年働いても給料が安すぎる原因
- 給料はスキルや能力じゃなく所属会社で決まる現実
- 給料の高い会社に転職する方法
✅この記事を書いてる人
名前:ひでよし Fラン無資格男
転職4回で社員5人のブラック企業からプライム上場企業へ転職
一撃で年収150万円UP成功
正社員で10年働いて手取り給料20万は社畜奴隷すぎる…脱出しよう
正社員で10年働いても給料が安すぎる原因
会社の給与水準が低すぎる
30代での平均年収は以下の通り。今いる環境と比較してどうでしょうか?
年齢 | 平均年収 | ||
---|---|---|---|
全体 | 男性 | 女性 | |
30歳 | 416万円 | 453万円 | 371万円 |
31歳 | 428万円 | 465万円 | 379万円 |
32歳 | 435万円 | 476万円 | 379万円 |
33歳 | 445万円 | 491万円 | 381万円 |
34歳 | 447万円 | 492万円 | 384万円 |
35歳 | 457万円 | 506万円 | 388万円 |
36歳 | 462万円 | 516万円 | 388万円 |
37歳 | 474万円 | 530万円 | 394万円 |
38歳 | 477万円 | 536万円 | 397万円 |
39歳 | 486万円 | 550万円 | 396万円 |
(出典:doda 年代別平均年収より抜粋)
給料が安い最大の原因は、会社が定める給与水準が低すぎるからに他なりません。
給与水準とは、会社で設定している給与を決定する基準のことで、最も多いのが年齢によって決める方法です。
例えば、
「年齢は33歳ですか。だったら基本給は25万円ですね」
という感じで給料を決める方法です。
この場合、年収を決める時に能力やスキルはほとんど加味されません。
しいて言えば会社が定める「資格」を持っているかどうかで、資格手当が出るくらい。
なので、そもそもの給与水準が低い会社だと、いくら能力があってアピールしても会社の給与テーブルに阻止されて高い給料になる事はありません。
会社が斜陽産業に位置している
いつの時代にもトレンドってあると思います。
要はこれからも伸びていく業界とすでにピークアウトした業界。
給料の土台が低く、上がる見込みのない会社ほどピークアウトした斜陽産業に位置している可能性が高いです。
これから伸びていく業界として、半導体やAIなど時代のトレンドになるような仕事には、自然とお金が集まるので給与は高くなります。
逆にトレンドが終わりピークアウトした業界だと、お金が集まらないので厳しい仕事環境になってしまいます。
例えば、新聞社とかテレビ局とかデパートとか一昔前だと「勝ち組」とされていた職業です。
- 新聞はネットニュースに
- テレビ局はYouTubeやサブスク媒体に
- デパートはAmazonや楽天などネットショップに
売上や存在感は時代と共に確実に無くなってきてますよね。
こうなると社員一人の頑張りではとても太刀打ち出来ません。
どの業界に所属しているかで給料がほぼ決まってしまうことを知っておいてください。
会社が儲かっていない(儲からないビジネスを展開)
会社の存在意義は営利団体であり、利益を出してナンボの所があります。
利益を出して社会に貢献し、社員に給料という形で還元するサイクルです。
会社の最も重要なミッションである利益を出す(儲かる)部分が達成されないと社員へ還元するお金の余裕がそもそも生まれません。
会社の経営状態や商売の利益率が悪いと、いくら社員が頑張って結果を出しても全く報われないハメになってしまいます。
自分の会社の業績、また商材やサービスの利益率を調べてみてください。
社員がめちゃくちゃ頑張らないと売上が上がらない、どれだけ頑張っても利益が増えない会社では、長期的にみたら頑張れないですよ。
この先も頑張り続ける可能性があるのか、色々と考え直す時期に来ているのか、など判断基準は持っておくべきです。
給料水準はスキルや能力じゃなく所属会社で決まる現実
サラリーマンの給料は所属する会社で決まる
サラリーマンの給料は全て所属する会社の水準によって決まります。
また、所属する会社がどの業界に位置しているかで年収は大きく変わります。
選ぶ会社や業界を間違えるといくら働いてもマジで一生豊かになることはありません。
給与水準が高い業界と低い業界はもう決まっていて、そこに食い込めるかがサラリーマンとして年収を上げられるかどうかが決まります。
給与水準の高い業界TOP5
順位 | 業 界 | 万円 |
---|---|---|
1 |
電気・ガス・熱供給・水道業
|
747 |
2 |
金融業・保険業
|
656 |
3 |
情報通信業
|
632 |
4 |
学術研究専門・技術サービス業
|
544 |
5 |
製造業
|
533 |
《参考資料:国税庁 令和4年分民間給与実態統計調査》
給料の高い業界TOP5はこのようになっています。
やはり1位はインフラと呼ばれる人々の生活に無くてはならないサービスを扱う業界であり、年収も高く世の中の流行などに左右されない圧倒的な安定性が特徴です。
2位の金融は証券会社や各種銀行、保険会社などが該当しており、金融業界はいつの時代も年収の高い水準に位置していますね。
3位の情報通信業はdocomoやソフトバンクなどの携帯電話事業などが中心となったインターネット関連を扱う企業が高い給与水準に位置しています。
これらを見ていると、やはり人々の生活に無くてはならないサービスを扱う業界が必然的に給与が高くなっているのがわかると思います。
給料水準の低い業界TOP5
順位 | 業 界 | 万円 |
---|---|---|
1 | 宿泊業・飲食サービス業 | 268 |
2 | 農林水産業・鉱業 | 337 |
3 | サービス業(他に分類されないもの) | 377 |
4 | 卸売業・小売業 | 384 |
5 | 医療・福祉 | 409 |
《参考資料:国税庁 令和4年分民間給与実態統計調査》
業界で最も給料水準が低いのは、宿泊業・飲食サービス業です。
見て分かる通り、宿泊業や飲食サービスって人々の旅行や外食などの「娯楽」で必要になるサービスになります。
不景気が長く続く日本の個人消費は落ち込んでいるので、多くの人が使いたくても使えない状況ゆえにお金が業界に落ちず働く人の給料に反映されません。
2位以降の全ての業界が、基本的には個人消費者向けのサービスであり、「お金がなければ我慢できてしまう」ジャンルでもあるということです。
電気やガス、水道が止まれば生活できませんが、外食できなくても自炊すれば生活に困ることはありませんからね。
その差が働く人にとっての給与として跳ね返っている状況なのが分かると思います。
会社単位ではなく、業界単位で平均年収というものがあるので、どこの業界に属した会社なのかを知ることで、狙うべき企業が見えてきます。
給料の高い会社に転職する方法
下剋上転職を成功させるマインド
経験した僕から言えるのは、中小零細企業から上場企業への転職ってマインド次第で結構簡単だったりします。
昔の僕もそうでしたが、
「自分が上場企業に入れるわけないよな…」
「年収500万、600万とか夢のまた夢だよな…」
と自分の可能性を初めから諦めて、なかなか行動しなかったんです。
僕自身がFラン卒で学歴もないし、資格も自動車免許のみという何の強みも持っていないからこそ、最初から諦めて年収300万円の環境に甘んじていました。
学生時代を含めて今まで努力してこなかったツケが今来てるんだな、と。
「だから一生低賃金の長時間労働するのは仕方ないんだ」と自分に言い聞かせるように無心で働いていました。
でも、結婚&子供をキッカケに「自分の可能性が…」とか言ってられない状況になったことで、行動に出ました。
そこから一気に人生が変わり始めます。
転職エージェントを活用して転職成功へ
それまで過去に一度転職していましたが、自己流でやって完全なブラック職場に入ってしまったという失敗があったので、一度転職エージェントを使ってみようという流れで登録しました。
まず、転職エージェントは利用者は完全無料で使えるので、金銭的な負担はありません。
タダで転職のサポートしてくれるのめっちゃ良いじゃん!
と最初感動したのを覚えています。
その上で、実際にエージェントがサポートしてくれた内容は以下の通り。
- 応募企業の情報開示
- 履歴書・職務経歴書の書き方と添削
- 企業分析と自己分析
- 面接対策・模擬面接練習
- 面接時の日程調整全て
- 内定後の年収交渉
これらをプロのエージェントから手取り足取りサポートしてもらえます。
今までは、自己流で応募企業のホームページを軽く眺めて、何となく聞かれそうなことを想定して準備するくらいだったので、本気で入りたい企業にアプローチする転職活動ってここまでするんだと、いい勉強になりました。
いかに今までの自分の認識や準備の甘さがあったんだと、過去の転職活動を反省する機会にもなりました。
無料サポートとしてはかなり手厚いので、転職活動だけに集中できて、在職中の仕事にも大きな支障がでなくて済みます。
転職エージェント選びが成功か失敗を左右する
今の日本に転職エージェントは約26,000社あると言われています。
その中から自分に合ったベストなエージェントを選ぶのは至難の業と言えると思います。
希望の業界や職種、希望の年収や休日、エージェントとの相性など本当に自分にマッチする転職エージェントが見つかるの?と不安になるのもめっちゃ分かります。
「とりあえず大手の転職エージェントに登録すればいいか」
「みんなやってるしな」
と、何も考えずによくある大手のエージェントに登録して、
- 希望する求人が出てこない
- メールだけがガンガン届いて具体的なアクションが分からない
- エージェントとの相性が悪くて別のエージェントに登録しなおす
- エージェントが忙しく雑な対応を受ける
など、結果的に遠回りしてしまうことがよくあります。
僕も実際に大手のエージェントに登録したけど、担当者との相性が合わずに結局使うのを辞めてしまい、別のエージェントを探し直して時間を大きくロスした過去があります…
なので、僕の考えでは希望する業界や職種に特化した専門分野のエージェントを利用することが、最も効率的で転職の成功を高められる最適解といえます。
キャリアプラン(希望の業界や条件に強い)に沿ったエージェントをピンポイントで使うことで効率も良く転職活動が進むので、時間の短縮に繋がりかなりオススメです。
どれも完全無料の転職エージェントなので参考にしてみてください。
まとめ
給与水準が低い会社では、いくら頑張っても報われないという事が普通に起こります。
人生の10年という膨大な時間を会社に捧げてきたにも関わらず、社員に満足のいく還元はしてくれない会社って普通にめっちゃありますから。
安すぎる給料に満足できないまま現状維持を続けていても、年齢を重ねていくだけで何も変わりません。
いつかきっと報われるはず…
という藁にもすがりたい気持ちは分かりますが、もっとドライに
「給料が低いからもっと年収が高い会社に転職しよ」
っていうくらいのポップで軽い気持ちを持って行動してもいいんじゃないかなと思います。
僕は過去に4回転職してきている身なので、もう慣れっこになってしまいました。
転職は人生の3分の1を費やす仕事場を、より働きやすく豊かになれる場所を探す作業にしかすぎないと僕は考えています。
極端な思考かもしれませんが、サラリーマンは雇われの身ですし、これぐらいの楽な感じでいいんじゃないでしょうか。
以下の記事では、中小企業と上場企業のボーナス格差を自身の経験を踏まえて調査しまとめました。
関連:年間100万円以上…中小企業と上場企業で貰えるボーナス格差
ぜひ併せて読んでみてください。
今回は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました!