上場企業の面接官って誰が出てくるの?
会社規模が大きくなればなるほど面接の回数って多くなりがちですよね。
「3回目とかもう話すことないよ!」ってブチギレたくなる気持ち痛いほどわかります。
しかも面接は回数を重ねるごとに面接官のグレード(役職)が上がっていくのがまた辛いところ。
しかし役職者ごとに対策すれば何も怖くありません。面接を突破するのにこれらを知っておくと面接準備がかなりスムーズにいくはず。
上場企業面接を受けた僕が、面接官のグレードごとの対策をまとめています。
✔️この記事でわかること
- 上場企業面接の流れ
- 面接官の順番と役職者別の対策
- 面接を突破する1番のテクニック
✅この記事を書いてる人
名前:ひでよし Fラン卒
転職4回経験者
社員5人のブラック企業からプライム上場企業へ転職成功
【体験談】上場企業の面接官は誰が出てくる?役職者別の対策まとめ
上場企業面接の流れ
面接回数は2回〜3回
一次面接→二次面接(最終)→最終面接
中小企業の規模が小さい会社だと面接1回だけって結構ありますが、上場企業の場合ほとんどが最低でも2回行います。
多いところで3回行う場合もあるので、面接の回数が増えれば増えるほど質問も多くなるし、深掘りされる項目も増えるので、対策も大変になりますね。
なんで2回も3回も面接するの?
答える事ないしやめてくれ…
多くの人はそう思いますよね。
上場企業が面接を何度もするのには理由があります。
それは「面接官とて人間だから」です。
面接官は応募者を選定する目利きのある優秀な人と思いきや意外とそうじゃなかったりします。
面接した人材が入社してから活躍してくれるかどうかをたった1時間の面接だけでわかるはずないですからね。
誰か一人の視点や価値観だけで採用をすると、同じような人材しか会社に集まらなくなるのを避けるために、面接官を変えて本当に会社にマッチする人材かどうかを確かめています。
ここが分かると会社側が時間とコストをかける理由が見えてきますよね。
回数を重ねるごとに役職者ランクが上がる
面接の流れとしては、回数を重ねるごとに面接官の役職レベルは上がっていきます。
イメージはスーパーマリオみたいな感じですよね。
一次(クリボー)→二次(カメック)→最終(ラスボスクッパ)
どんどん手強くなってくるってこと…?
ラスボスに近づくにつれて聞かれる内容が厳しくなっていくかと言うと意外とそうでもありません。
これまでの経験からいくと、一番キツいのはラスボス前になります。
社長が出てきた場合は、おそらくその時点で内定率は80〜90%まで固まっているはず。
社長との面接時によほどミスしない限りほぼ合格です。
そうなるとラスボス前ってところがめちゃくちゃ気になる…
次項で面接の内容を深掘りしていきます。
面接官の順番と役職者別の対策
一次面接(人事部+所属長)
一次面接での面接官は、人事部と所属長という組み合わせが多いです。
入社後に直属の上司(部門長)になる人が同席するパターンが非常に多いのも、当然と言えば当然ですよね。
これは、入社してからの研修だったり教育プログラムを作るのは部門長であり、応募者の知識レベルやスキルを把握するためです。
一次で確実に聞かれる質問として、
- 前職を退職した理由
- 当社を希望する理由(志望動機)
- 前職の経験をどう活かせると考えているか?(自己アピール)
この3つはほぼ間違いなく聞かれます。
ここで大事なのは、退職理由→志望動機→自己アピールまでの流れに明確なストーリーを作ることが重要です。
例えば、
退職理由に「前職ではこれ以上自分成長が見込めない」と言っておいて、
志望動機では「御社の休日が多く充実した福利厚生制度に魅力を感じ〜」
みたいな一貫性のない回答をしているとストーリーが見えず面接官は納得してくれません。
この時の面接官の心境としては、
成長が見込めないとスキルアップしたくて退職したのに休日が多いって理由で応募してきたのか?
地に足がついてない感じだが大丈夫か?
こんな感じになっているはず。
ぶっちゃけ応募理由ってほぼ「給料が高くて休みが多いところ」に決まってますよね。
それは企業側も正直わかっていると思います。
それでも面接でそのまま言ってしまうといい評価はもらえません。
いかにロジカルに納得感のあるストーリーに仕立てあげるかが重要になります。
先ほどの例でストーリーを持たせると、
- 退職理由→これ以上自身の成長が見込めない
- 志望動機→業界トップクラスの顧客満足度を誇る御社の一員になって目指すことが自分のスキルアップや成長につながると思ったから
みたいな感じにすると退職理由が真っ当に感じますよね。
応募した企業の強みやメリットを調べて企業自体を褒めながら「自分もその一員になりたいっす!」みたいな流れにすると一貫性も出るし、面接官も人間なので褒められたら嫌な気にはなりませんからね。
愛社精神の強い面接官ほど、会社を褒めると好印象をもらえます。
二次面接(人事部+所属長+役員)
一次面接では、一貫性と職歴から業界に関係する知識やスキルなどの確認が主なパートになっています。
ですが、二次面接では人間性などの人としての背景を根掘り葉掘り聞かれる事が多くなります。
人間性って何を聞かれるの?こわ…
要は「嘘つかないか」とか「素直さがあるか」とか「コミュ力はどうか?」などの人間性を見られます。
この辺りを役員が登場して、心の中を見透かそうとしてくる感じが、僕はとても印象的でした。
上場企業の役員ってそれなりに場数を踏んできているというか、とにかく色んな人を見てきているので、洞察力が高い人が多い感じ。
なので、自分を過剰に良く見せようとか、ちょっと話を盛ってみようかなっていう思惑はあんまり通用しないと思った方がいいです。
多分すぐバレます。
意外と正直にぶっちゃけた方が印象に残るし好印象だったりしますからね。
例えば、
「めちゃくちゃ緊張してしてます!」
とか
「普段から人見知りで面接の準備も大変でした…」
みたいな人間味のある部分をあえて隠さず言っちゃうっていうのも一つの戦略です。
面接の間だけとにかく優秀マンみたいなのを演じようと頑張っても、必ずどこかでボロが出ますし、面接官はそのボロを出させようとしてきますからね。
だったら出される前に出すってのも使えるテクニックだったりします。
最終面接(人事部+所属長+社長)
最終面接の社長は、二次面接で所属長や役員からの報告を全て把握した上での面接になります。
ここで社長は部下(所属長と役員)からの報告に偽りがないかの最終チェック的な感じになります。
社長の手元には一次面接と二次面接でのやり取りの資料があるので、応募者は一次と二次で受け答えした内容を再度確認して、回答にブレがないようにしてください。
そしたら内定です。
とにかく二次面接の役員が一番の山場って事が伝わればいいかなと。
面接を突破する一番のテクニック
ありのままの姿が一番好印象になる
上場企業の面接を受けて内定をもらった経験から分かった事実として、常に自然体で嘘や盛り話は極力せずにありのままの姿を出すのが、結果的に一番好印象になるということ。
その場限りの「デキる人」を演じようとするから「失敗するかもしれない」という気持ちが生まれ緊張するんです。
これまでの人生の経験を丁寧に振り返り、アピールポイントを準備していれば後は聞かれたことに答えるだけです。
自分以上の自分を出そうとせず、ありのままの姿を見せることが面接での最も重要なことだと僕は考えています。
しかも事前に面接の流れとか役職者別のイメージがつかめていれば、そこまで構えることでもなく「こんなもんか」って思えるはず。
変に相手(企業側)を大きくする必要はありません。素直な気持ちを準備しておくだけで面接準備の8割は終わったようなものです。
具体的な転職活動の準備は、転職エージェントの力を借りるのが成功への近道です。
僕は過去に3回利用して上場企業への転職を成功させてきました。
オススメ転職エージェント8選《特化型ごとに比較》20代〜30代向けで業界ごとのオススメの特化エージェントと利用する際の注意点をまとめています。
間違っても転職エージェントに使われてはいけません。あなたが上手く使いこなす方法についても書いています。
参考になれば幸いです。
まとめ
上場企業で働くことは、給料、休日、労働時間、人間関係など様々なサラリーマンの悩みを解決できる可能性を秘めています。
そのための準備は結構面倒だったりしますが、上場企業に入ってからの恩恵を考えれば、しんどくても覚悟を決めて取り組んでみる価値は十分あると思います。
事前に面接の流れや役職者を想定して、この機会にチャレンジしてみてください。
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今回は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました!